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馬鹿親日記26

10月10日付け

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現在子どもは3歳4ヶ月。絵本を暗記して読み聞かせや、皿洗いをしてくれたりします。「絵本読んだげるからちょこにちゅわり。ちょっちとちゃう、ここや」と仕切られる毎日です。

 さて、アンパンマンに夢中になるアンパンマン期という言葉を目にしますが、子どもも3歳前後からはまりだしました。そんなに誘導した覚えはないのに・・・と思って、改めて周りを見渡してみると、ままごとセット、絵本、キーボード、パンツやはぶらしまでアンパンマンキャラクター。どうやら日常生活のさまざまな機会に子どもにアンパンマンを勧めていたようです。

 そんな教育により、アンパンマン期に突入したのかもしれないと感じ、今こそ高知アンパンマンミュージアムに行こうと決心。

 同施設は、作者のやなせたかし氏が、故郷の香北町(現香美市)から文化施設整備にあたり作品の協力依頼を受けたことをきっかけに、私財を投じて町とともに建設し96年にオープンした施設です。

 新幹線で岡山、同駅から職場の方に教わったアンパンマン列車に乗車。子どもは天井に描かれているアンパンマンキャラクターたちに大興奮していました。

 翌朝、開館直後にミュージアムに飛び込みました。エントランスでアンパンマンの大きな絵とアニメを鑑賞したあと、地下のパン工場アンパンマンワールドコーナーへ。子どもは、パン工場内でパンをこね、電話でアンパンマンと話していました。ただ、バイキンマンを怖れて、バイキン城コーナーには近づきませんでした。

 次に4階にある原画や書下し作品群、ミュージアムを建てて素寒貧になったというやなせ氏嘆きメモを見ていたのですが、子どもは巨大なドキンちゃんの絵などをさっと見たあと、妻と共にすぐ地下のパン工場へ戻っており、振り返ると僕1人になっており、ぼうぜんと立ち尽くしたのでした。