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第4回拡大中央委員会を開催 仲間の力で賃上げ・人員増など要求掲げ自治体の役割発揮へ

5月10日付

 中央委員会では、水道支部のK中央委員を議長に選出。
 主催者あいさつで林田委員長は、「いよいよ夏季交渉。昨年の賃金確定交渉では、初任給の引上げを中心に、若年層の賃金改善で一定の前進があった。ただ、中高年層の水準は不十分と言わざるを得ない状況。春闘でも当局が国の顔色を見る、主体的に判断しない姿勢が明らかになっている。要求を背景に交渉を進めていこう」と呼びかけました。
 山口書記長が闘争方針・要求書について提案。「裏金問題や能登半島地震での復旧の遅れ、大阪万博の準備の遅れとガス爆発など、政治不信が高まるもとでのたたかい。重点要求は『物価高を上回る全職員の賃上げ』、中高年齢層の賃金改善、男女間賃金格差の是正=女性が大多数の非正規の賃金の引上げ」であることを強調。「定年引上げの残課題、人員体制の課題」を追及していくことを提案しました。
 討論では、水道支部のU中央委員が「コロナの病気休暇扱いで、自分は3月にり患して、診断書不要だったが、月またぎで休んだ仲間は、診断書を求められるなど、職場がギクシャクした。制度の改善を求めて欲しい。また、高齢職員の処遇改善を訴えたい」と発言、また職員支部のI中央委員は「就職して20数年の中堅層だが、財政健全化の名のもとに、採用抑制や賃金カットや昇給延伸も経験してきた。改めて中高年層職員の賃金引上げが重要だ」と発言しました。
 執行部から山口書記長が「コロナ病気休暇には、本人が療養することと職場に感染症を広げないという二つの意義がある。高齢期の雇用を民間に奨励しているのだから、公務員も改善するべき。また、要求前進を勝ち取るために、強い組織が重要。すべての新規採用者・未加入者に加入を働きかけよう」と答弁しました。
 闘争方針・要求書を全体の拍手で確認し、林田委員長の発声による「団結がんばろう」三唱で中央委員会を締めくくりました。