(12月19日付)→過去日記目次はこちら http://unionsakai.seesaa.net/article/263187873.html
現在子どもは、3歳6か月。「かか(母)に着せて」とせがむ子どもに、僕が無理に服を着せようとすると「あなた、かかと違うでしょ!」と問い詰められる日々です。
さて、話を昔に戻すと・・今まで妻に任せたまま逃げ回っていましたが、この春から朝、子どもを保育所に送ることになりました。
子どもは玄関口で、先に出発する妻に、「迎えはかか(母)?」と確認し、「アイスも言わんと、ジュースも言わんと待っとくわ」と別れを惜しみました。
僕は父親としての役割を担うのだと少し気負って子どもを自転車の前かごに乗せ、こぎだしました。春の風は少し肌寒く頬をなでるのでした。
保育所に到着し、玄関で靴を脱がせようとすると、子どもは「自分で!」と拒否し、必要もないのに自分が履くスリッパを選択。クラスでは、子どもに教えてもらいながら、タオル・着替え・ノート・布団・歯ブラシ・衣類かご用ビニール袋と、きょろきょろしながら配置。最後に、子どもが上靴に履き替えてスリッパを玄関に返却し、再度クラスに戻ってお別れ。これらをおおむね5分程度で済ますようです。
お別れを済まし、自転車で駅まで坂道や急階段横のスロープを押して登り、駅に到着。しかし、ギリギリの電車はすでに出発していました・・。
翌日、早めに行こうと気は焦るのですが、「よし行こか」「いや、坊主めくりちてから」「帰ってからしよう」「いや、絵本読んでから」「あっ、かかもう出発するで」「いや、かかと行く!」「今日はとと(父)と行こうよ」「いや!」と時間が経過し、ぼうぜん。
国の調査では、就業者のうち第1子出産を機に退職する女性は、20年以上にわたり6割です。仕事と家庭を両立する制度や雰囲気づくり、長時間労働の縮減が課題とのことです。
そうした中、僕は送るだけでよろよろなのに、夕方、仕事を切り上げ、お迎えや買い物、夕食調理、お風呂をこなし、子どもと向き合って、就寝させているお母さん達の苦労は並大抵ではないなと、寝覚めで不機嫌な子どもを見て思ったのでした。