堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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本日夏季闘争第1回交渉開催 仲間の力で賃上げ・人員増など要求掲げ自治体の役割発揮へ

5月13日付

5月9日、第4回拡大中央委員会で決定された夏季闘争要求書を堺市職員組合とともに堺市当局に提出しました。本日、要求書に基づく第1回団体交渉を開催します。

 

 要求書の提出にあたり堺市職労荻野書記次長は「昨日の拡大中央委員会で要求書を確認した。物価高で職員の生活は厳しい。若年層の若干の改善はあったが、中高年層の改善の声が強い。定年引上げの残課題や人員体制など要求を前進させるために交渉に臨まれたい」と発言しました。
 続いて堺市職労の職員支部から「DX化など進められているが、職場環境のさらなる改善を求める」、保育所支部から「人が足りない。若い人が辞めてしまう。ただちに必要な手立て取ってほしい」と要請しました。
 要求書を受け取った総務局長は、「要求は思いの込められたものと受け止めている。内容をよく読んで、議論して真摯に対応したい」としました。
 また、教育委員会当局に対し堺市職員組合堺市職労職員支部が要求書を提出。堺市職員組合は「とにかく現場は人不足。サポーターなども含めてみんなが大変な思いで奮闘している。頑張りに見合う一時金などの回答を」、職員支部は「ベテラン職員は採用抑制や賃金カットうけながら市のために働いてきた。その声を受け止めてほしい」と求めました。
 これに対し教育監は「要求書は学校現場の生の声が集約されたものと認識している」、教育次長は「それぞれの要求は切実だと認識。十分確認して誠実に対応したい」としました。
 今回の夏季闘争は、24春闘でベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ率(加重平均)が5・24%となり、1991年の5・66%以来、33年ぶりの高水準を確保した情勢の中で闘われます。
 堺市職労は重点要求として「物価高騰を上回る全職員の賃上げ、一時金増額、諸手当の改善」を求め、「初任給引上げと在職者是正、前歴換算の改善、奨学金返済支援の制度化、中高齢層職員の賃金改善」などを追及します。 引き続き「定年引上げの残課題解決、高齢者雇用、職の整理」を求め「賃金面でのモチベーション向上策、高齢者部分休業の制度化」などの前進を求めます。
 人員体制の課題では、「人員確保の対策(応募者の減少、辞退者の増加)、欠員解消(専門職、技術職)、育休代替、長期病休の代替、
人材派遣の常用代替禁止の徹底」などを迫ります。
 休暇制度等の充実・改善では、「長時間勤務の縮減と有給休暇の取得促進病気休暇(新型コロナ、インフルエンザ)、特別休暇(子の看護・忌引)の前進を追及します。
 会計年度非常勤職員の確保(欠員解消)は待ったなしです。欠員解消の具体策(賃金・労働条件の改善)、均等待遇(生理休暇の有給化)は、最低限の当局の責任です。本日の第一回交渉での堺市当局の誠意ある回答が求められます。