2月13日付
堺市職労と各支部は、2月9日、第3回拡大中央委員会で決定した「23年春闘要求書」を堺市当局に提出しました。今後要求書に基づく交渉を開催予定です。
23春闘を巡る状況は、依然としてコロナ禍と物価高騰による生活悪化が続いています。年金をはじめとする社会保障の切り捨てによるくらしの負担増に対して、すべての労働者の生活改善につながる大幅賃上げと格差是正をめざすたたかいが求められています。
また、岸田政権が「安保関連3文書」(「国家安全保障戦略」「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」)の改定を閣議決定し、「敵基地攻撃能力」を保有することで「専守防衛」をかなぐり捨て、くらしも平和も破壊する大軍拡・大増税を推し進めようしていることに対して、憲法9条を活かした平和外交で平和な東アジアを実現するための国民的なたたかいが求められています。
私たちが取り組む国民春闘は、職場での労使交渉に加えて、切実な社会運動も活性化し、労働者や国民要求の前進を図るものです。今回の春闘では、大幅賃上げで格差と貧困のない社会実現をめざすとともに、住民が願う「いのちとくらし最優先の大阪」、職場の仲間が願う「誰もが誇りをもって、健康に働きつづけられる体制と職場」の実現を迫る春闘をめざしましょう。
職場での身近な要求・重点課題
堺市職労として、以下の具体的な要求を重点課題と位置づけます
・定年引上げの賃金面を含めたモチベーション向上策について、引き続き改善を求める。
・会計年度非常勤職員の欠員解消に向け、具体策の提示を求める。
・職場の体制を確保するとともに、職員数4%削減の撤回を求める。
・生理休暇の取得しやすい環境整備について協議する。
・会計年度非常勤職員の有給生理休暇及び人間ドック特別休暇の付与を求める。
・女性活躍推進法に基づく男女の賃金の差異の公表の取扱いの具体策に基づき、男女賃金格差縮小に向けた方策について協議する。
・すべての職員の時給を1500円以上に引き上げるとともに、全国一律最低賃金制の確立を国に要求させる。
・安心して子育てできる環境の充実に向け、「子ども達にもう一人保育士を」の観点から保育所配置基準を市独自に改善し、国にも要望させる。
具体的な取り組み
・23年春闘アンケート
・全国統一行動の実施の指令権を自治労連中央執行委員長に1年間移譲する批准投票
・組合員通信の発行
・最低賃金署名の配付
・堺労連 堺市産業振興局、堺労働基準監督署懇談、商店街訪問
・春闘勝利!大阪総行動 3月9日
・堺市行財政研究会の取組み
・春闘交渉の配置
(3月7日、3月22日)
・堺市政・大阪府政を考える取組み(裏面)
・堺市職労組織集会の開催
組織強化拡大
・行動制限見直しのなか、感染状況も考慮しながら、新規採用者歓迎等を目的とした実行委員会を開催。
・組合員大抽選
・組合員手帳の配付