7月12日付
7月31日、市役所本館地下1階大会議室で、堺市職労定期大会を開催します。職場から要求と運動を持ち寄って、大会を成功させましょう 。
定期大会は原則として役員選挙の1ヶ月後に行われる、堺市職労で最も重要な会議です。 前年度を振り返り、わたしたちを取り巻く現在の情勢を踏まえ、新体制での1年をどのような方針で運動を行っていくかを職場からの代表である代議員と執行部で議論し、決定します。4年前からのコロナ禍では開催延期などに見舞われましたが、昨年度からようやく通常の状態で開催できることとなりました。
たたかいを振り返り
引き続く実質賃金マイナス状況のもと、人事院や堺市人事委員会へ要請し、秋季闘争では一時金0・1月分の引上げ、若年層に対する月例給1万円前後の引上げを勝ち取りましたが、中高齢層は千円台に留まり、物価高騰に追いつく引上げとはなりませんでした。
1月には能登半島地震によって甚大な被害が発生。公務において大勢の職員が現地で支援や復旧に従事されただけでなく、組合においても断続的に支援カンパに取り組み、ボランティアの派遣。現地の悲惨さ、公共が平時から被災時に備えておくこと、公務労働者の重要性を伝えました。
春季闘争では人員体制を中心に交渉を行い、会計年度非常勤職員の欠員、育休代替の確保について追及し、子の養育に伴う休暇制度をファミリーシップ宣誓職員の子も対象に、災害応急作業等手当支給、避難所開設や投開票事務に自家用車で出動する職員に車賃支給、などの回答を得ました。
4月から定年が60歳の年度末から順次延長されることに伴い、3月31日付で定年引上げ、再任用、退職というそれぞれの選択が生じる状況となりました。
夏季闘争では休暇制度を中心に交渉を行い、子の看護休暇の要件拡充、忌引休暇起算日の選択制、育児休業代替のための一般事務職人数拡大などを勝ち取りました。
その他、全労連、自治労連、地域の友好団体とともに取組みを行い、全国の仲間と賃金・労働条件改善の運動を展開しました。
団結こそが力の源
現在、NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」では女性初の弁護士から家庭裁判所長になった三淵嘉子をモデルに戦中・戦後の法律をテーマにした題材が多数取り上げられています。終戦までの法律は為政者や男性を中心にしたもので、女性や一部の人が不当な扱いを受けることが当然のように規定されていました。
しかし戦後に制定された日本国憲法では、第14条で平等権が規定され、第28条で労働者の団結権が保障されました。1人1人の力は小さくとも団結することで大きな力となります。団結こそが組合運動を発展させる力の源であり、それを再認識するのが定期大会です。
各職場で、現在の課題、進めるべき取組を議論し、代議員を選出し、それを定期大会で活発に議論し、よりよい堺市役所職場、より大きな堺市職員労働組合を作り上げましょう。