全国から4000人が参加
(10月25日付)
「いのち・生活・安全まもる10・17国民集会」が10月17日、日比谷野外音楽堂で開催され、全国から4000人が参加しました。
主催者を代表した山田医労連委員長は、冒頭、沖縄米兵による女性への暴行事件に対して、日本の安全が脅かされている現状に触れ、オスプレイ配備、TPP参加問題など国民の安全・安心、いのちが守られていない状況に怒りを表しました。また、山中伸弥氏のノーベル賞受賞にあたり、その受賞を支えた研究の医療分野の9割が非正規職員であり劣悪な労働条件であることが報道されたことを紹介し、労働者の雇用改善を訴えました。
リレートークでは、地域医療の現状を報告するとともに、『よりよい医療サービスが提供できる自治体病院の機能、看護体制の充実目指し、患者さんと看護師がともに笑顔になれるようがんばっていきたい』との決意表明や被災地からは、復興に立ち上がろうと懸命の努力をしている現状を語りながら、復興予算の使い方が間違っているとの怒りの声があがりました。
作家の辺見庸さん、タレントの稲川淳二さん、作曲家の池辺晋一郎さんをはじめ著名人・大学教授などから集会に賛同メッセージが寄せられました。
集会の最後に、「憲法をいかした住民本位の震災復興を」「くらしと医療を破壊するTPP参加反対」「医師・看護師・介護職員を大幅に増やし、地域医療の確保を」と政府・厚生労働省に向けシュプレヒコールを行い、デモ行進して銀座の市民にアピールしました。