堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第45回労災職業病一泊学校にご参加を~働くもののいのちと健康を守る学習交流集会

取り戻そう「人たるに値する」労働と健康

(10月25日付)

 11月24・25日にかけて、働くもののいのちと健康を守る学習交流集会(第45回労災職業病一泊学校)が、「取り戻そう『人たるに値する』労働と健康」を基調テーマにホテル本能寺文化会館(京都市)で開催されます。

 2010年4月1日までの5年間で、7・5%、18万9千人の地方公務員が削減され、職場では「限界職場」ともいわれる職場環境となり、大きく様変わりし、メンタルヘルス不全が激増するとともに自死(自殺)も相次いでいます。

 自治体「構造改革」路線で人員削減、民間委託などが進む一方で、事務移管などで事務量は増加し、職員は恒常的な残業を強いられるなど長時間過密労働が行われています。その結果、メンタルヘルスや長期休職者が毎年、増加しています。

 また、住民要求は多様化し、重要性を増す公務公共業務は、極めて不安定で劣悪な労働条件の臨時・非常勤職員に委ねられ、70万人に及ぶ「官製ワーキングプア」と呼ばれる人たちが業務を支えています。このような状況では、労働安全衛生活動がますます重要となっています。

この学習交流集会では、「就職問題とは何か―今日の日本社会に問いかけるもの―」と題した森岡孝二関西大学経済学部教授による記念公演と「憲法じゅうりん橋下大阪市政を告発する」と題した中山直和大阪市役所労組副委員長の特別報告を受けたのち5つの分科会に分かれて学んでいきます。

 日本では06年に労働基準法が改正され、08年3月1日に施行された労働契約法第5条に使用者の「安全配慮義務」が明記されました。

 職場環境が大きく変わる中でも、ディーセント・ワーク実現のため、安全衛生活動は労働者の命と健康を守るために極めて重要な取り組みとなっています。

 ILOが目標として提起している「働きがいのある人間らしい仕事」=ディーセント・ワークをめざすためにも、多くのみなさんの参加をお願いします。

【日  時】11月24日(土)13時~25日(日)12時30分

【場  所】ホテル本能寺文化会館

【記念講演】就職とは何か―今日の日本社会に問いかけるもの― 森岡孝二氏(関西大学経済学部教授)

【特別報告】憲法じゅうりん橋下大阪市政を告発する 中山直和氏(大阪市役所労組副委員長)

【分科会】

 1 民間職場の安全衛生活動

 2 公務職場の安全衛生活動

 3 過労死・過労自殺の認定基準と判例の特徴

 4 職場のメンタルヘルス

 5 福祉・医療・介護の仕事と健康

※参加申込は組合事務所まで