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10・22国民集会開催される

憲法いかし、いのちまもる 3500人が日比谷野音に集結・銀座パレードへ

(10月26日付)

社会保障の充実や医師・看護師・介護職員の大幅増員と処遇改善、戦争法ストップなどを求めて22日、「憲法いかし、いのちまもる国民集会」が東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。

 秋晴れの陽射しを感じる会場には全国から、医療労働者・介護労働者3500人が参加。堺市立病院機構労働組合堺市職労病院支部)からも15人がお揃いの白いヤッケの上から、トレードマークのピンク色の「医師・看護師増やせ」のゼッケンをつけ、横断幕を持って参加しました。

 集会は11回目。全国保険団体連合会や全日本民主医療機関連合会日本医療労働組合連合会医労連)、日本自治体労働組合総連合自治労連)など11団体の実行委員会の主催です。

 主催者あいさつで医労連の中野千香子委員長は、医療や介護の充実をと運動して、数々の成果を得てきたものの、財界やアメリカの圧力を受けた安倍政権による攻撃はさらに強まっていると強調。「政府に対して、『いうことを聞かせる番だ、国民が』『いうことを聞かないのなら、とっととやめてくれ』と突きつけるときだ」と訴えました。

呼びかけ人2氏があいさつをしたあと、精神科医立教大学教授の香山リカさんが「みんなで声を上げれば、何かが変わる」と力強いエールを送りました。集会への連帯として、日本医師会会長のメッセージが紹介されました。また、日本共産党清水忠史衆院議員と倉林明子参院議員が連帯のあいさつ、民主党議員秘書も出席しました。

各分野からのリレートークが行われました。

 「オール沖縄」のたたかいを報告した沖縄民医連の上地大さんは「戦争しない日本の歴史を守ろう」と呼びかけました。

 ストレッチャー型特殊車いすで登壇した筋痛性脳脊髄膜炎の会の篠原三恵子理事長は「この病気は、日本で誤解され差別されてきました。私たちを介護してくれる介護職の処遇改善をしてほしい」と訴えました。

 全国保険医団体連合会歯科医師の杉山正隆さんは「保険のきかない治療が多くて困っている。軍事費を増やして医療費を削ることは許せない」と強調しました。

 東京民医連介護職部会の漆原沙織さんは、「介護職員不足で負担が増しています。介護制度を根本から変えないと解決しません」と批判しました。

 医労連から国立病院の院内保育所で働く枝野幸子さんが「看護師が育児をしながら働くための保育所が民間委託になり、職員の雇用は不安定で、低賃金です」と訴えました。

5人のリレートーク後、集会アピールが大きな拍手で採択され、隣の厚生労働省に対して「いのちまもる」「憲法まもる」と、3500人のシュプレヒコールが会場に響き渡りました。

 集会後、東京駅に向かって、銀座パレードを行い、大きくアピールしました。大阪の先頭で歩いた、堺市立病院機構労働組合堺市職労病院支部)の15名も「憲法25条をまもれ!」「いのちをまもれ!」「医師・看護師をふやせ!」「戦争する国づくり反対!」と元気いっぱいシュプレヒコールしながら銀座アピールしました。