12月11日付
現在子どもは2年生。 サンタさんには、ドラえもんのボードゲームをもらおうと思っているようです。
さて、僕に似て、それほど運動が得意ではない子どもですが、鉄棒の前回りができません。鉄棒の上まで身体を持ち上げることはできるのですが、そこからくるっと回ることが怖くてできず、仕方なく「豚の丸焼き」をやっているのでした。
そんな折、子ども会のバーベキュー&みかん狩り行事がありました。みかん狩りをひととおり終え、バーベキューでお腹をふくらませた子どもたちが向かったのは、広場にあった鉄棒でした。
前回りや鉄棒の上に座ったり、逆上がりをしたりと軽やかに遊ぶ子の横で、子どもも挑戦してみましたが、やっぱり回るのが怖くてできません。
帰り道、落ち込んでいた子どもはとうとうこらえきれずに悔し涙を流し、僕はおろおろするばかりでした。
それでも本人はその一件のあとも、前回りをあきらめません。僕も一緒に、自分ができない逆上がりに挑戦してみることにしました。
あちこちの公園で一緒に練習しましたが、鉄棒の下は少し土が掘れてしまっていて、微妙に高くなっているのが怖いようでした。さらに探し回ると、掘れないように下にマットが敷いてある公園を発見。これならできると、子どもも僕も手ごたえを感じたのですが、その日は怖さを克服できずに家路につきました。
ところが、ある日妻から子どもが前回りができるようになったと聞かされました。聞くと、妻が励ましたところ、あっさりくるっと回れたようでした。
子どもはさっそくそのときのようすを作文に「だい10公園で前回りができました」と綴っていました。
子どもの成功に励まされ、僕も再び逆上がりをやってみましたが、体はちっとも言うことを聞いてくれず、足が空しく地面を叩くばかりなのでした。