堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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大阪地方最低賃金審議会、再審議せず

205件の異議申出を無視し、

「答申が妥当」と936円で確定(8月28日付)

大阪労連は8月21日、当日10時から開催される大阪地方最低賃金審議会総会に合わせて、大阪労働局前で宣伝を行いました。

 8月2日付けで答申のあった「27円引き上げて、936円に改定」と決定することに対して17日に異議申出行動を実施しており、「答申の936円では到底納得できない、今すぐ時給1000円にするための再審議を」と訴えました。

 その後、10時から最賃審議会第328回総会が開催されました。

 総会では事務局(大阪労働局)から、異議申出書が労働者側から205団体(全労協1団体含む)、使用者側から1団体(大阪タクシー協会)提出されたことが報告され、審議会に対して意見が求められました。

 しかし、公・労・使の3者共に、「答申が妥当」という、大阪の労働者の実態や、景気回復が求められている実態を直視しない意見が出され、今年の909円に対して、中央目安27円引き上げで「936円」が確定され、10月1日発効となることが確認されました。

 今後は、18秋季闘争において、非正規公共関係労働者の時間給27円以上の引き上げを追求すると同時に、引き続き、最低賃金を今すぐ時間額1000円以上にし、1500円をめざすたたかいが取り組まれます。

 誰もが普通に働いたら普通に生活できる賃金・労働条件を求め、社会的賃金闘争を職場や地域で旺盛に行っていきましょう。