最低賃金引き上げで
地域経済活性化を!(3月2日付)
堺労連は2月22日、春闘総行動の一環として堺東商店街を訪問し、景気や時給などの状況を調査しました。また大阪労連は、最低賃金の大幅引き上げを求める署名活動をすすめています。
商店街訪問
堺市職労も加盟している堺労連(堺労働組合総連合)として、毎年取り組む商店街訪問に今年は31軒のご協力をいただきました。
当日のシールアンケートの回答は、「景気がよくなった16%、悪くなった19%、変わらない65%」「消費税値上げに賛成6%、反対83%」となっており、中には「消費税が上がってもお客さんから取れず負担が増えるばかり」「必要なところに回してほしい」というご意見も寄せられています。
時給については、909~920円が30%、1000円未満では60%となっており、中には最賃(909円)以下のところも見受けられました。
最賃引上げ要請署名
また、大阪労連は2018年の最低賃金改定にあたり、次の4項目を要請する署名に取り組んでいます。
①最低賃金の地域間格差をなくし、全国一律の最低賃金制度の創設
②最低賃金をすみやかに時間額1000円以上、さらに1500円を実現
③全国一律最低賃金制度を年金、下請単価、業者や農家の自家労賃などに連動させ、ナショナル・ミニマム(国民生活の最低保証)の基軸に
④最低賃金は日額、月額も明示
昨年、大阪府の最低賃金が26円上がって909円となりましたが、これによる賃金引き上げが必要な労働者は29万人以上にのぼるなど、多くの労働者が最低賃金ギリギリの水準にとどまっています。
労働者が安心して暮らせるためにも、地域経済を循環、活性化させるためにも最低賃金大幅引き上げは喫緊の課題です。
「最低賃金引き上げを求める要請署名」にご協力をお願いします。