現行890円からの大幅引上げを望む声多数(3月9日付)
組合として２月中旬から取り組んだ、短期臨時職員対象のアンケートに多くの声が寄せられています。
回収数は２８９枚と、多くのご協力をいただいています。
任用形態については再任用を終えて短期臨時職員となった方が概ね１割、その他の方が概ね９割となっています。
また職種については一般事務が概ね９割、専門職が概ね１割となっています。一般事務の内訳は回答された方に限れば窓口が２割強、データ入力が４割、その他デスクワークが３割弱等となっています。
Ｑ１．あなたの望む時給は？（※時給８９０円の職種限定）９００円が16％、１０００円が40％、１０００円以上が41％、その他が２％となっています。一般事務・保育士の現行時給は昨年10月に10円引き上がったものの８９０円と、大阪府の最低賃金８８３円ギリギリの水準であり、約８割が１１０円以上の大幅な引上げを求めています。
Ｑ２．賃金の使い道は？ 生活費が64％と最も多く、家計補助36％、おこづかい28％、貯金25％と続きます。最低賃金ギリギリの水準であり、かつ控除額を鑑みれば不十分な収入で生活せざるをえない方が大勢いることが伺えます。また記述回答で「教育費」を数人が記入していました。
Ｑ３．あなたの職場にあてはまるものは？ 「時期により繁閑がある」33％が１位。以下「正規職員が少ない」26％、「仕事量が多い」23％、「補助的な仕事でない」20％、「突発的な仕事がある」と「責任が重い」がそれぞれ14％と続きました。夏・冬に行われるアンケートでも「正規職員の不足」は高い回答率となりますが、短期臨時職員から見ても同様のようです。また「補助的な仕事でない」「責任が重い」も少なくない回答率であり、前述の要望賃金額との関連性も伺えます。また「時間外勤務がある」、「先に帰りづらい」は少数で職場内で一定の理解や協力があることが伺えます。（続く）
