堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第2回春闘交渉開催

保育所送迎休暇等、病気休暇の運用状況の検証について回答(3月25日付)

 冒頭、総務局長より左記の回答がありました。

 回答を受けて、林田書記次長は、以下を指摘しました。

重点要求の一部に回答

 今交渉では、例年の全般的な春闘要求書に加えて、職場における課題を5項目の重点要求書として提出し、やり取りした。そのなかで「時間外勤務の縮減」「保育所送迎等にかかる休暇」「病気休暇」に関して回答されたことは、この間の経過を踏まえたものと認識している。

具体的回答に向けてさらに協議を

 とはいえ、項目として回答のなかった「係長級昇任試験の基準」「人事評価制度の検証や見直し」「短期臨時職員の任用待機」「人員体制の確保」も含め、やり取りの不十分さを感じている。具体的な回答に向けて、4月以降も引き続き精力的な協議をお願いしたい。

人員体制確保手立てを具体的に示されたい

 一つ強調したい点として、人員体制の確保について、長時間勤務の要因把握の結果、「所管業務が多い」という結果が回答の25%を占めている。

 一方、時間外勤務の削減のための措置が労働時間の適正な申告を阻害する要因になってはならないという厚労省の指針がある。単に「時間外勤務を減らせ」というだけでは、「サービス残業」の要因となる恐れがある。

 法の趣旨にのっとった勤務時間となるように、「所管業務が多い」ということに対して、業務量に見合った人員の確保を含め、どのような手立てを講じたのか、今後の協議において具体的に示されるよう強く求める。

 最後に高橋副委員長から、「具体的な回答が示されていない点もあるが、今後引き続き協議を求める。回答については持ち帰り検討する」と述べて交渉を区切りました。