－大阪労連が京橋駅前で署名行動－
（10月5日付）
大阪府最低賃金は10月1日より８５８円になりました。大阪労連はそれに先立って9月28日、京橋駅で最賃周知宣伝行動を行いました。
宣伝行動参加者はお昼休みの通行人の方々に「大阪府の最低賃金が８５８円にあがったんやてぇ！」チラシを配布し、全国一律最低賃金制度を求める請願署名を集めました。
「これって労動組合に入っている人だけ８５８円に上がるの？」と聞きに来られた女性に、「いえいえ、労働組合に入っている・入っていない関係なく、みんな上がります。」と答えると、「従業員が１人とか２人とかいう会社でも？」と更なる質問。「これは、法律ですから小さな会社でも守らないと駄目なんです。」というと、
「そうかええこと聞いたわ、社長に言うわ。私ずっとパートで働いてきたけど、20円引きあがったら大きいわ。」とうれしそうに去っていかれました。今回の最賃改定、大阪府では19万人の労働者に影響すると労働局が試算を出しています。最賃違反の会社がなくなるよう、広く周知徹底していくことが必要です。
今回の改定により、前年度の金額と比べて20円の引き上げになりましたが、８５８円でフルタイム働いても月収12万円弱。自立してまともな生活ができる金額ではありません。宣伝の中では、「テレビ見て怒ってるねんけど、最低賃金を上げたらみんなうまく循環すると思うねんけど、なんで早く１０００円にせえへんのやろ。毎日一生懸命働いて、12、13万では暮らしていかれへん。ほんとに腹が立つ。」という方もおられました。２０１７年には消費税10％の引き上げを実行すると安倍首相は言い切っています。公租公課が上がる一方で、賃金が上がらなければ、労働者の生活はますます厳しくなっていきます。全国一律最賃１０００円以上への引き上げは、労働者全体の要求になっています。全国一律最賃制度を求める請願署名に幅広く取り組みましょう。
