堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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労働局前で、最低賃金引上げ宣伝行動

(8月27日付)  大阪労連は8月21日、大阪府最低賃金を決定する審議会の開催にあたり、労働局前でさらに大幅な引上げを求める宣伝行動を行いました。 大阪府最賃10月より、858円に!  宣伝では、「今回の最低賃金引き上げ20円、858円では、まともな働き方、まともな生活はできない」「最低賃金をせめて1000円以上に」と訴える中、審議会に参加する公・労・使の審議会委員がビラを受け取りながら大阪地方最低賃金審議会会場に入りました。大阪労連は12名が傍聴。  同審議会は、意見に関する異議申出については棄却、答申どおり決定することが適当であるとの答申を行いました。 全会一致で決定  異議申出の取扱いについて、労働者委員からは「労働組合から出されている内容は理解するところだ。しかし、専門部会で真摯に議論をしてきた結果であり、リビングウェイジ(働きながら最低限度の生活ができる生計費)に届かなかったことは残念だが、20円については一定の評価をする。女性労働者の一定の底上げが出来たことや、中小企業支援について労使で理解出来たこともあり、今回の異議申出については棄却することが適当である」、使用者委員からは「引き続き中小企業支援への配慮を申し述べたい」、公益委員からは「労働側から、労働者がダブルワーク・トリプルワークで働かなくてはいけない実態や公務・民間を問わず非正規労働者が増え、長年働いても同じ賃金であること、使用者側からは、それぞれの業界の実態から見た引き上げ額について意見が出され、丁寧な審議がされてきた。特に女性労働者の賃金水準は、労働局から出された調査に基づき、そのことを念頭に置いた上で審議された。答申には、女性や非正規に配慮するという文言が入り、中小企業支援も盛り込むことができた。誠意ある内容であり、答申どおりに決定することが適当である」との意見があり、全会一致で決定されました。