夏季一時金等アンケート結果②
職場の課題「技術やノウハウ継承」「常勤不足」
人事評価「人材育成につながらない」
(5月28日付)
Q 職場で課題と感じることは?
技術やノウハウの継承58・6%と、常勤職員の不足や欠員58・5%の2つが他を大きく引き離しています。この2つは相互連関しており、人手不足が時間外勤務のみならず技術やノウハウの継承にまで及んでいることが推測されます。なお、出先職場の委託化が進められる下水道支部では「技術やノウハウ」76%でした。以降、業務量の増37・9%、事務の効率性14・8%、上司のフォロー体制13・7%と続きます。
Q 15年度、あなたの職場の人員体制は?
「どちらかといえば」を合わせて「確保されていない」58・3%と、同じく「確保されている」34・7%を2割以上上回っており、人手不足が伺えます。とりわけ保育所支部では「どちらかといえば」も合わせて「確保されていない」が約8割でした。
Q 問題と感じることは?(任期付職員)
該当職員なしを除いた1位「賃金が低い」21・3%。役割の位置付け不明確14・7%、事務継承困難14・7%、有期雇用10・1%と続きます。それぞれの数値でやや低く感じますが、裏を返せばそれだけ広い範囲に問題があると考えられます。
Q 問題と感じることは?(再任用・再雇用職員)
「役割の位置付が不明確」26・8%と「賃金が低い」26・1%がほぼ拮抗しました。とりわけ当該任用形態では「賃金が低い」が5割を超えました。3位は「事務継承が困難」18・3%となっています。
Q H26年度後期人事評価結果に納得していますか?
大いに納得3・0%、ほぼ納得32・4%、やや納得いかない22・0%、納得いかない23・4%と意見が分かれました。年代別では20代以下で「やや」を含めて納得いかない18%と納得度が高いのに対し、50代では64%でした。
Q 人事評価制度が人材育成につながっていると思いますか?
つながっている2・4%、ややつながっている12・3%、あまりつながっていない31・5%、つながっていない43・8%、と否定的意見が多数です。「あまり」を含めた年代別の否定意見は20代以下53%、30代69%、40代74%、50代以上86%でした。全年代で過半数ですが、年代が上がるに連れて否定的意見の割合が増しています。
Q 人事評価制度の不備は?
職務の実態に合わない44・7%が群を抜いています。とりわけ現業支部では6割近い回答率でした。以降、個別目標の設定26・1%、能力評価基準表25・8%、チームワークを評価されない20・4%と続きます。「特になし」は7・9%でした。また全体では低率だったものの、「任期付・再任用も対象」は再任用で4割を超える回答率でした。