6月採用試験にかかる人員体制交渉②
実態を踏まえて要員管理方針の見直しを
(4月30日付)
○一般事務
組合:事務(特別枠)の配属について、一般枠と違いがあるか。
当局:加点を行う語学など、採用者のスキルを考慮して配属を検討したい。このことは一般枠と同じである。
組:人員体制が厳しい中、次年度採用予定が定年退職者数にも満たない。どうするのか。
当:9月に高卒程度及び職務経験者の募集も予定している。各部局との協議内容を勘案し、普通退職も見込みながら対応したい。
○心理
組:昨年度1名の普通退職があったがどう対応するのか。
当:業務内容を踏まえ、社会福祉職の配置で対応した。
○薬剤師、保健師、獣医師
組:春闘交渉でも、保健師、薬剤師の欠員につき「新年度に業務に支障ないように、当該部局ときちんと話をしたい」としていたが次年度の募集は。
当:獣医師及び薬剤師は今回で募集し、保健師は9月に募集したい。
○司書、管理栄養士
組:今年度定年退職者がいる。募集が必要。
当:教育委員会ともよく話をして検討したい。
○電気、機械
組:昨年度は30人が定年退職し、17人が採用された。今年度26人の定年に対して、今回の募集では10人。果たして業務が回るのか。
当:9月に職務経験者(設備)採用を予定している。原局との協議では、土木職での任用希望もあり、退職者の多くは再任用として勤務される。
組:技術継承の観点からは、新規採用とともに、異動も重要。
当:職務経験者は、即戦力と認識しておりOJTをして欲しい。専門職は職場も限定され、異動が難しい面もあるが、同じ思いである。
○保育士
組:保育士について、今年度正規職員が94人欠員(昨年▲91人)と示された。春闘では、短期臨時職員の欠員についても指摘。春闘でのやり取りを踏まえ、採用者を大幅に増やすべき。部局任せにせず人事当局の責任をあいまいにすべきでない。
当:指摘を受けてきたことは認識している。将来的な子育て支援の動向をみながら、9月試験実施に向け、部局と人事が連携し、協議し、決めていきたい。
○現業職
組:春闘交渉で、「4月中にあり方を示すべき」と指摘したが、現状はどうか。
当:現在、窓口で現業労組と協議している。大変難しい課題と認識しているが、指摘を念頭におきながら、具体の協議ができるように努力している。
○その他
社会福祉について、標準数に照らして今年度の正規職員の欠員が102人と示されたことについて、正規職員の採用を増員するよう求めました。さらに、マイナンバー業務に係る任期付短時間(事務)について、人員配置や執務室配置に関わるため、職場や支部への十分な説明を求めました。
また、交渉団は改めて要員管理方針の見直しを迫りました。
当局は「目標とする平成31年の要員数に向け、引き続き取り組みたい」と方針に固執しつつも、「計画当初と再任用職員の見込み数に相違が出てきている。今後計画達成への流れは修正をはかりながら対応したい」と採用増も含めた対応が必要との認識を示しました。
最後に山道委員長より「これからも職場実態をもとに交渉していく。体制確保に責任を果たすよう求めていく」と指摘し、交渉を終えました。