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拙速な大学統合はやめて下さい

府大・市大問題を考える会が一万筆の署名を橋下市長・松井知事に提出

(9月22日付)

 大阪府立大学大阪市立大学の統合について検討していた大阪府戦略会議本部は、4月25日に統合「延期」を発表しましたが、「中止」としているわけではありません。

 大阪府立大学問題を考える会と大阪市立大学の統合問題を考える会は共同して9日、「拙速な統合はやめてください」の要請署名(第1次分)を橋下市長、松井知事あてに提出し、各会派要請を行いました。維新以外の会派には「統合反対の立場の堅持」を強く訴えました。

 要請は旭堂南陵さん(府大OB)や樋口泰一市大元教授はじめ16人が参加。大阪市は市長室秘書課が、大阪府は私学大学課が応対し、「両大学と府・市で大学のあり方を検討するとしているが、4月25日以降事態は進んでいない」と述べました。

 参加者は、「統合しなくても、すみ分けができている」「橋下市長の軽視する文系学部も、卒業生は大阪の発展に貢献している」「顔を洗うのは掌の上だけの水に見えるが、その背景には、洗面器一杯の水がある。社会とはそういう仕組みだ。無駄に見えても無駄なものはない」「経済状況のよくない時こそ、国公立大学が減ることは困る」など訴えました。提出署名数は、市長あて10903筆、知事あて11100筆でした。統合「中止」確定まで、引き続き署名運動を強化します。

 また11日は市大当局、12日は府大当局、府大教職員組合、府大学生自治会等を訪問、要請を報告し懇談しました。