堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第1回交渉開催する(5月13日)

職員は、できることを充分に頑張っている

使用者責任として、要求に応えていただきたい

(5月14日付)

 昨日13日、「2014年夏季一時金等要求書」に対する第1回交渉を開催しました。

 交渉を行うに際し、まず、荻野書記長から労使の信頼関係、使用者責任についての確認を求めました。

当局「労使の信頼関係は、市政を円滑に運営するために不可欠。自主交渉、自主解決に向け誠意を持って行う。使用者責任として、厳しい中でも職員の生活を守り職場環境を整えていきたい」

夏季一時金

組合「夏季一時金について、アンケートに示されるように切実。1・9か月を上回る支給率とすること」

当局「社会情勢の変化のなかで、非常に厳しい生活実態をあらためて認識し、交渉に臨んでいきたい」

賃金カット・諸課題

組合「ラスパイについては、政令市20市中16位と非常に低位。賃金カットは直ちに終了すべき。給与構造改革に伴う諸課題を何年も解決せずに、経過措置額の見直しや、賃金カットを続けることに理解も納得もできない」

当局「諸課題解決についてご迷惑をおかけしている。トータル分含めて要求書の内容について何ができるか検討したい。消費税増税など苦しい状況であるが、理解いただきたい。諸課題については、現在、3局で見直しの給料表の検討をしている。早急にお示しして解決にむけたい」

係長級試験・主査選考

組合「係長級昇任試験の『3回ルール』により、38人の方が1次試験から再受験。撤廃をすべきではないか」

当局「指摘があったように再受験は、相当な負担になると考える。何らかの策が必要。鋭意検討していきたい」

組合「新たな主査選考制度について、その結果については、回答の経過とかい離がある」

当局「重々理解している。人事給与制度の見直しの中で整理をしていきたいと考えているので、引き続き協議を」

人事評価制度

組合「人事評価アンケートのフィードバック時の所属長の同席がされていないことや、人間関係がぎくしゃくしているなどの結果が出ていることについてどう考えているのか」

当局「所属長が同席しなかった状況の詳細を確認すべきと考えている。また、職場でのコミュニケーションが取れるような組織になるよう努力が必要である。人材育成、能力開発に向け、さらに良い制度になるよう、意見交換していきたい」

再任用の欠員

組合「再任用の欠員について、欠員26ポストと調整中65ポストに分けている理由は何か。どちらも人が足りない状況は一緒ではないか」

当局「現状では、再任用数の不足がある。所管との協議で、再任用でなければ担えないとなれば欠員ポスト。再任用以外に短期臨時職員の配置等が可能かどうか所管と検討するものが調整中ポスト」

組合「要員管理方針以上の削減が3年続いている。減らしすぎとの認識はないのか。実際、今年度はこの計91ポストの再任用が未配置。ほころびをきちんと戻す必要がある」

当局「要員管理方針からは数の相違が出ているのは事実。91ポストについて、必要と判断すれば、次年度以降、他部局での業務見直しによる再配置も行いつつ、埋める努力をしたい。また、採用計画も要素の一つとして考えていく」

時間外勤務の縮減

組合「時間外勤務の縮減方策について、組合アンケートでは、仕事の効率化等も挙げられているが、正規職員の増員が多くの声」

当局「正規職員増の必要性については所管との協議が必要と考えている。時間外勤務縮減の思いを強く持っている。ノー残業デーの職場巡視効果もあり、実態としては減少。しかし、この減りで良いのか。特に360時間超の370人につき、精査し分析し、対応する必要がある」

 最後に船越副委員長から「民間では人材確保にむけて動いている。当局がどう職員のやる気を出させるのか。職員はできることを充分に頑張っている。使用者責任として、職員が働きがいを持って職務ができるよう、あと3回の交渉で、職員の要求にきっちり応えていただきたい」と強く訴え、第1回交渉を終えました。

【今後の闘争日程】

5月16日(金) 第2回団体交渉

5月21日(水) 要請行動・第3回団体交渉

5月27日(火) 第4回団体交渉