堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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本日(5月13日)、第1回交渉日

「いかに職員の士気向上図るか」

実態もとに見解をただそう

(5月13日付)

 本日(5月13日)、「2014年夏季一時金等要求書」等に基づく第1回団体交渉を開催します。政令市で最小の職員数を目標とし、削減がすすめられると同時に、賃金カットも続く職場で、どのように職員の士気を維持・向上させていくのかが問われています。生活実態・職場実態をもとに、当局に、その責任を果たさせるように、みんなで求めていきましょう。

仕事のなかでの思い

 夏季闘争要求アンケートには、「基本給カットを早期に中止してください(建設・30代)」、「2年間のカット必要なし。苦しい生活(職員・40代)」と賃金カットの中止を求める意見や、「保育の継承すべく計画的に新規採用人数を退職数に合わせるようにする。保育水準の継承が難しくなってきている。保育等の低下が危惧される(保育・50代以上)」、「振替取得の義務があり、有休を消化できない(職員・30代)」「配置基準が決まっているにも関わらず、4月に複数の保育士欠員でスタートさせるのはおかしいのではないか。人員不足で休業している外食チェーン店があるが、保育士不足の保育所もそれと同じ。『閉店』できないだけ(保育・40代)」、「定数を下回ってるいるのに、当局はそれに対してなんら対応しようとしない(現業・50代以上)」など、業務実態や人員確保の責任が果たされていない状況、さらに、「人事評価制度の目的がわからない。職員育成が本当の目的か疑問である。(水道・40代)」、「このような制度がないと本当に評価できないのか疑問だ。(建設・40代)」、「評価基準が明確ではない。公平性にかける。(水道・50代以上)」と、現在実施されている人事評価についての意見等、仕事の中での実感が寄せられています。

唯一、対等な立場で取り上げられる場

 こうした職員の思いや要求について、使用者として、どのように受けとめ、理解し、対応するのかを対等の立場で話し合いできる唯一の場が、本日から開催される団体交渉です。

経過を踏まえた対応を

 また、これまでの団体交渉で積み上げてきた労使の共通認識があり、そのことからみて、十分に責任が果たされていると言える実態にあるのかなどを取り上げ、具体的な措置を実施させていく場となります。

 政令市移行時から約8年間にわたる最大の交渉課題となっている「給与構造改革に伴う諸課題の解決」でいえば、3月17日の第2回春闘交渉で「詳細な案を早急に提示し、引き続き協議していまいりたい」と回答をしており、8年間解決できずに推移した重みを受け止め、解決を図ることが求められています。

 人員体制にかかわっては、これまでの交渉で、当局の考え方や姿勢として「事務事業を執行する体制確保の責任を果たす」「当該部局の思いを超えて理由抜きに減らすことはない」「脱法と取られかねないことは行わない」などと示されきたにもかかわらず、職場の意見にも表れているとおり、「有名無実」化していると言わざるを得ない実態があります。交渉のなかで述べてきたことと実態の乖離をどのように縮めていくのかも、今交渉の課題です。

 第1回交渉では、経過に即して、幅広く当局とのやりとりを行います。具体的事実をもとに当局の責任を曖昧にしないよう、みんなで力をあわせて求めていきましょう。