堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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市民共同の歴史的大勝利

堺市長選挙の結果について

つくる会が声明

(10月2日付)

「住みよい堺市つくる会」は、今回の堺市長選挙の結果をうけて、次の声明を発表しました。

 堺市長選挙は、9月29日投開票され、住みよい堺市つくる会が自主的に支持した現職の竹山おさみ氏が当選しました。

 選挙結果は、竹山おさみ氏が198,431票、西林克敏氏が140,569票、投票率も50・69%と市民の大きな関心が高まるなかでの圧勝でした。

 つくる会に結集して全力で運動をすすめられたみなさん、全国、府下から応援に駆けつけていただいたみなさん、そして、良識ある選択をされた多くの市民のみなさんに心から感謝いたします。ありがとうございました。

 今回の選挙は、維新の会による堺市つぶし=大阪都構想を許すのか、竹山市政の継続で政令市・堺をさらに発展させ、「堺はひとつ」の市民共同でくらし応援の市政を継続させるのかが問われた選挙でした。あわせて、橋下市長が大阪市ですすめている市民のくらし切り捨てや従軍慰安婦発言、職員の思想調査など異常な人権感覚に基づく維新政治に痛打を与えた歴史的な選挙でした。

 相手陣営である維新の会・西林陣営は、橋下代表、松井幹事長が連日堺に入り、国会議員、地方議員などを総動員する、まさに必死の総力戦で臨んできました。

 また、「大阪都」構想による堺市つぶしを許さない私たちの宣伝に、「だまされないでください」「堺はなくしません」「堺のお金(税金)は取られません」といいわけにまわり、逆に、竹山陣営やつくる会共産党を「堺なくなる詐欺」「ウソ八百」「変な集団」などと罵り、つくる会のビラを橋下代表自らが「違法ビラ」呼ばわりして妨害するなどなりふり構わぬ運動を展開しました。

 しかし、9月11日に私たちが突き付けた公開質問状に何一つ回答できず、挙句の果てには「最終的には住民投票で決定する」から「不利益な提案は否決できます」などと争点そらしを行うなど、その主張は完全に破たんしました。

 一方、私たちの「堺はひとつ」「堺をなくすな」の運動は、「堺はひとつ 市民のマーチ」の大成功に象徴されるように、立場を超えた大きな市民共同が広がりました。

 また、「維新の暴走政治を許すな」との府下や全国のみなさんからの大きなご支援は、私たちの励ましとなり勇気を与えてくれました。

 まさに、維新の会の「堺市つぶし」に対する「堺はひとつ」「堺をなくすな」の市民共同の勝利、府下に広がる維新政治にストップをかける府民共同の勝利といえます。

 同時に、西林候補に投じられた14万余の市民の思いは、いまの政治や経済に不満を持ち「何とか現状を変えてほしい」という市民の気持ちの表れでもあり、より住みやすく活気あるまちづくりをどのようにすすめるのかが、2期目の竹山市長には問われることとなります。

 住みよい堺市つくる会は、今回のたたかいで得た市民共同運動の教訓と財産を活かし、引き続き、政令市・堺市自治の発展、市民要求の前進をめざして力を尽くすものです。