堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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堺市長選 『都構想』に再びNOの審判 広範な市民共同の勝利

「堺は一つ」守り抜く(9月25日付)

 堺市長選は24日に投開票され、現職の竹山修身氏が、大阪維新の会公認で前大阪府議の永藤英機氏を破り、3選を果たしました。投票率は、44.31%(前回50.69%)でした。

 今回の堺市長選は、大阪維新の会大阪市での来年秋の住民投票をめざし、大阪府大阪市では『大阪都構想』を具体化する法定協議会も始まっているもとでの選挙戦となりました。

 竹山氏は、「『都構想』は堺市民にとって百害あって一利なし」ときっぱりとした態度を貫き、「自由自治都市・堺、政令指定都市を守っていく。堺はひとつ。これまでも、これからも、堺で決める」と力強く訴え。「これからもお年寄りから、子どもまで安心のまちづくりをしていく。権限をもっている堺市だからできる」と主張しました。

 対する大阪維新の会は、結党の原点であり、「一丁目一番地」である「都構想」を公約に盛り込みませんでした。一方で、今月開いた維新の会合では、「『都構想』を進めていくうえでも、堺(市長選)で負けられない。堺の選挙で勝つか、負けるかは、大阪市議会の議論にも波及する」と言及し、看板政策である『都構想』を封印し、争点を隠す選挙戦術をとりました。そして、持ち出したのが、客観的な事実に基づかない「堺の停滞か成長か」という争点でした。

 私たちは、「『大阪都構想』による堺市つぶし・堺市乗っ取りを許さない」「市民のくらしと地方自治、民主主義を守り発展させる」立場から、住みよい堺市つくる会堺市内の市民団体、労働組合で構成)に結集し、子育てや医療、福祉、教育など、市民生活を応援する2期8年間の竹山市政の豊かな実績、さらに、拡充をめざす今後のビジョンを知らせるために、地域・府下・近畿・全国の仲間と力を合わせて奮闘しました。

 選挙戦の中で、維新の会は、思想信条を超えた市民共同の竹山陣営を「野合」と繰り返し批判しましたが、「『大阪都』ストップ」の一点で、「堺はひとつ」でまとまった市民共同の大義あるたたかいが勝利しました。

 また、今回の選挙は、国政では安倍政権を支え、強行をけしかける役割を担い、大阪・堺では、自治体つぶしを狙う維新の会の野望を許すのかどうかという点で、堺市にとどまらず全国的な注目を集めました。

 組合員のみなさん、職員のみなさん、「堺はひとつ」の市民共同のもと、再び「大阪都構想NO」の審判がくだされたことを確信に、市民要求の前進、そして、私たち自身の働きがいのある職場に向けて、引き続き労働組合に結集し、力をあわせて全力で取り組みましょう。

2017年9月24日 堺市職員労働組合