「都構想ノー」市民共同の大きな勝利!(9月26日付)
堺市職労も加わる、住みよい堺市をつくる会が丹野事務局長談話を発表しました。
堺市長選挙は、9月24日に投開票され、住みよい堺市をつくる会(以下「つくる会」)が自主的に支持した現職の竹山おさみ市長が当選しました。
選挙結果は、竹山おさみ氏が162,318票(53・8%)を獲得、維新の永藤英機氏は139,301票(46・2%)でした。
つくる会に結集して全力で運動をすすめられたみなさん、府下や全国から応援をいただいたみなさん、そして良識ある選択をされた多くの市民のみなさんに心から感謝いたします。ありがとうございました。
今回の選挙は、政令市の権限と財源をいかし、市民の命とくらしを守る竹山市政をさらに継続発展させるのか、維新の「都構想隠し」と「堺市つぶし」を許すのか、まさに堺の命運をかけた歴史的なたたかいでした。
維新陣営は、自らの看板政策である「都構想」を隠したまま、偽りの看板=「停滞か、成長か」を掲げ、「大阪市は成長、堺市は停滞」「8年間何もしてこなかった」などとウソの宣伝に終始しましたが、竹山市政の実績にケチは付けられず、苦し紛れに選挙目当ての「水道料金大幅値下げ」の争点化を企てました。また、選挙戦序盤から「自民、共産、民進の野合」「竹山共産党市政」などの口汚い反共・野合攻撃を繰り返しました。
一方で私たちは、子育て、教育、医療、高齢者施策、安全安心のまちづくりなど、竹山おさみ市長の2期8年の豊かな実績とビジョンを有権者に正確に伝えるととともに、維新の「大阪都」構想による堺市つぶしの野望と「都構想隠し」、「停滞か、成長か」の偽りを徹底的に明らかにしてきました。
維新陣営は松井知事と吉村大阪市長が連日堺に入り、国会議員、秘書、地方議員などを総動員する総力戦を展開しました。
私たちは「都構想ノー」「堺はひとつ」の立場をこえた市民共同と主体的な対話を広げ、府下、全国からの大きなご支援もいただいて、維新の「フェイク(まやかし)作戦」と組織戦を上回るたたかいをすすめてきました。
このたたかいは、「堺から維新政治を止めよう」と府下、全国の支援のみなさんと心を一つにして運動をすすめてきた「オール大阪」の大きな到達であり、今後の大阪の政治にも大きな希望となるものです。
私たちは、これからの竹山市政が、支持を寄せられた市民のみなさんだけでなく、様々な立場のみなさんの要望や思いもくみながら、84万市民の声にこたえた市政運営をすすめることを求めます。また今回1万4千通も寄せられた私たちの「市民アンケート」など独自の活動もすすめ、市政前進へともに歩みをすすめます。
つくる会はこのたたかいでの教訓を生かし、さらに共同を広げて堺の自治と民主主義の発展、市民要求の前進をめざして全力をあげるものです。
2017年9月25日