堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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首都圏学生ユニオン結成

ブラックバイトに苦しむ学生救う

(10月1日付)

 法令を無視した労働を強いる「ブラック企業」の対策に厚生労働省が乗り出す中、残業代の不払いや雇い止めといった「ブラックバイト」の被害に苦しむ大学生たちが、個人加盟の労働組合首都圏学生ユニオン」を結成し、東京都内で記者会見しました。

 労働法の勉強会などを続け、大学生と大学院生約40人で結成。

 学生を支援している首都圏青年ユニオンの事務局長は、「学生からの相談も増えてきたので、働き方に疑問を感じたら相談できる場をつくりたかった」と話しています。

 昨今、親の収入が減り、自分で稼がないと学費が払えず、生活もままならない学生が増えています。アルバイトといえども、「嫌なら辞めればいい」と軽い気持ちではいられなくなってきています。そんな事情を知ってか、ますます、企業がアルバイトに負担を強いる場面が横行しています。

「アルバイトに飲食店の店舗の鍵を預けたり、レジ締めをさせる。何か問題が起きれば、アルバイトが責任を取らされます。自腹で売り上げに協力させる企業も珍しくありません。コンビニでは冬にかけ店舗ごとのおでんの売り上げ競争がありますが、ノルマ達成のため、『給料の2~3割をおでん購入に使った』なんて話も聞きました」

 ブラック企業急増の今は労働組合が無ければアルバイトも自己防衛するしかありません。

 「残業代は出るのか、シフトはどうやって決めるのか、面接でしっかり聞いてください。シフトを会社側が決めるのであれば要注意。就活やテストなどお構いなく組まれることがあります。それで、辞めたいと言えば、『賠償金を親に請求するぞ』と脅され、泣き寝入りする学生も少なくありません」と事務局長。

 我が子にも注意を促す必要があります。

堺市役所でも

 堺市職労では、アルバイトの賃金・労働条件向上にも積極的に取り組み、成果を上げています。

 アルバイトの労働相談・加入も随時受け付けています。