堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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堺の未来を決める市長選挙

正々堂々とした論戦を

『裏切り者』呼ばわりするネガティブキャンペーンに閉口

(9月9日付)

 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長らは、記者会見や街頭演説などで、「竹山市長は裏切り者」と発言していますようが、竹山市長は本当に「裏切り者」なのでしょうか。

 報道では、橋下氏は7月30日に行われた大阪維新の会の全体総会で、堺市長選をめぐって「大裏切り者の竹山市長を倒し」「堺市長選に勝って大阪都構想に弾みをつけ、将来的に関西州へつなげる」と訴えたとのこと。その後の街頭演説やタウンミーティングでは、執拗に「竹山イコール裏切り者」という構図を打ち出すのに躍起になっています。

 しかし、前回市長選挙で竹山氏が橋下氏の支援を得て当選したのは09年9月。一方、橋下氏が「大阪都構想」の「原型」ともいえる「競争力のある大阪にするためには、一度大阪府を壊す必要があるし、大阪市も壊す必要がある」と言及したのは、10年1月のことです。さらに、現在の「大阪維新の会」が政治団体として発足したのは10年4月(それまでは府議会会派「自由民主党・維新の会」)。堺市長選挙のときは、「大阪都構想」はおろか、「大阪維新の会」という政治団体さえなかったことがわかります。

 経過をみると、竹山氏が市民の利益を守るために、橋下「維新の会」と一線を画し、「都構想」に反対の姿勢を貫いていることこそが事実と言えます。

 余談ですが、橋下氏の、知事選挙では自民・公明の推薦を得て当選し、国政で民主党が躍進すればそちらに秋波を送り、民主党政権に見切りをつけたかと思えば国政政党「日本維新の会」を設立し、みんなの党との「第三極」構想、それが破たんするなり自民党・安倍首相への露骨な接近など、節操なくふるまう態度こそ、有権者の期待を裏切るものといえるのではないでしょうか。