堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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人員体制交渉を開催

厳しい現場の状況を踏まえた採用を

~9月実施予定の採用試験募集に関わって~

(7月17日付)

 9月実施予定の採用試験の募集に関わって、6月26日、人事部長出席のもと、人員体制交渉を開催しました。

 冒頭、当局より、7月にプレス発表を予定している募集内容の提示がありました。主なやり取りは以下のとおりです。

【募集の考え方】

組合:定年退職に伴う職員採用の考え方について改めて示していただきたい。

当局:採用については、再任用職員として活躍する方を一定数見込んでいる。採用予定数とはイコールではない。

組:再任用はフルタイムで考えているのか。短時間で対応できると考えているのか。

当:今のところ、フルタイムについては考えていないが、再任用のあり方については検討する必要がある。

保健師について】

組:今年度採用において2名の欠員になっているが、採用の考え方は。

当:定年退職者、今年度の欠員2名を見込んで採用予定としている。

【司書について】

組:この間あまりにも人員削減しすぎている中、短期臨時職員や任期付職員の採用によって何とか現場が回っている状況。ようやく採用を再開したのに、今回募集がないのは全く納得がいかない。

当:司書は、平成25年4月に2名を採用したが、体制としては1名減となった。当該部局とはその状況を踏まえて話をしている。

組:その人事当局と当該部局の話を踏まえたうえで、組合としては当該部局にも引き続き要望し続けている。支部協議を踏まえて対応せよ。

【設備について】

組:定年退職者に対して、電気・機械の採用が少ない。再任用職員を見込んでいるということだが、果たしてまかなえるのか。

当:定年退職者数に満たない分については、再任用職員で対応をお願いしたいと考えている。

組:再任用職員が事情により年度途中で退職され、大変な状況になっている職場もある。技術の継承の観点から、定年退職者数に見合う正規職員を採用すべき。

【保育士について】

組:保育士については、定年退職者数分は見込んでいるが、現場では今年度配置基準に照らして正規職員が91名不足している。定年退職者の補充だけでは追いつかない。来年度の保育需要についてはどのように見込んでいるのか

当:保育需要については、社会情勢から今年度を下回ることはなく増加傾向と見ている。

組:それならば、それに見合う採用が必要。91名の不足が拡大しても構わないという認識か。

当:保育の現場は、正規、非常勤、短期臨時、任期付職員が担っており、ご負担をかけている。現状としては、民営化も残っている中、正規職員の補充は十分ではないが一定数行っている。再任用保育士も現場に配置することを当該部局とも話をしているので、今回11名の採用を予定している。

組:採用が続いていることは一定評価するが、現場は現時点でも厳しく、限界だと認識すべき。