堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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20日に第3回交渉、要請行動も配置

退職金削減・夏季休暇・均等待遇等

~労使合意のために なすべきことを行え

(5月20日付)

 20日、夏季闘争の第3回交渉日です。退職金削減提案への怒りを込めた職場連名要請書を積み上げ、これまでの2回の交渉をふまえ、当局に使用者責任を迫っていきます。

第1回 概要と到達点

 第1回の交渉では、「使用者としての自覚や責任をはっきりさせる」ことをテーマに退職金の削減について追及。給与構造改革に伴う諸課題が滞ったまま、退職金削減提案を進めようとする当局に対し、「賃金カットも人事評価も堺市独自の措置と強調しながら、退職金は国の制度に合わせると言う。職員や家族の生活に責任を負っている自覚はあるのか」「給与構造改革現業職の給料表の分断、賃金カット、どれも職員に犠牲を強いるもの。解決すべきことを放置したまま、退職金削減など絶対認められない」と厳しく指摘しました。

 当局は、諸課題解決の必要性は述べるものの、現時点は示せるものがないとしつつ、最終的には「『提案についてお願いしたい』だけでは解決しないことは十分認識したので3任命権者で検討したい」としました。

 また、▼夏季休暇については「モチベーションの向上という意味で、非常に意義があると思う。現在、他の政令市の状況も研究している」とし、▼人事評価結果の勤勉手当への反映については「早急に協議し、誠意を持って合意を求めていきたい」と答えました。

第2回 概要と到達点

 第2回交渉は、非正規職員の課題について、任用形態ごとに追及。▼非常勤の高年齢者雇用制度の上限年齢の延長は、①法の趣旨をふまえ再任用・民間に準じた制度が望ましい、②ポストは現についている業務について判断するとの当局の認識を基に、「全員の意向調査・雇用者責任を果たす努力」を求めました。▼病気休暇日数の拡充については、①制度のない短期臨時職員を除くと、非常勤の病気休暇が他の任用形態に比べてそもそも付与日数が少ないこと、②他の任用形態の現在付与されている水準がおかしいという訳ではないことを確認。当局は「課題として認識している。課題の解決をはかるべく検討に努めてまいりたい」としました。▼育児休務取得に伴う経験加算の1年延期問題について当局は「正規職員はH19年度に復職時調整を見直した。子育て環境充実の社会的要請もあり、十分検討すべき課題。最終交渉までに回答できる形で検討したい」と述べました。▼短期臨時職員の任用のあり方について「1ヶ月にしたことで任用のあり方が解決したとは思っていない。改善すべきは改善していきたい」、▼任期付短時間勤務職員の初任給改善等について「給与の格付けや経験者加算について改めて調査し、研究検討してまいりたい」、▼再任用職員に選挙や地区班など「現役並み」の仕事や役割を広げていることに関連して、業務のあり方について「労働条件の提示にあたり、今後どうできるか検討したい」との姿勢を示しました。

20日、要請行動です。

 職場は、要員管理による人減らしで文字通り疲弊し、道理のない賃金カットで生活設計が狂い、モチベーションが下がっています。 本日、交渉前の職場連名要請書の提出・要請行動に多くの仲間の参加を呼びかけます。

 第3回交渉で、当局に対して、どんなときも職員の生活改善を行うという使用者責任を果たす立場に立たせ、夏季一時金をはじめとした切実な要求への誠意ある回答、あわせて現行の退職金水準の後退を許さず、給与構造改革に伴う諸課題の解決を求めるものです。