一時金要求額
(5月20日付)
先月から今月上旬に実施した「2013夏季闘争・要求アンケート」結果を報告します。
◆一時金要求が増加
今回の一時金要求額の加重平均は2・564ヶ月+40,592円と、月数は過去最低となった前年並みであったものの、一律額が1万円以上増加し、4年ぶりの水準。現在の若年層ではほぼ支給された経験がない一律額を全体の59・2%が要求しています。
4月から賃金カットが行われていますが、昨年度末の交渉で、地域手当・時間外勤務手当とともに一時金カットは阻止。組合員の一時金に対する期待が一層大きくなっているものと思われます。
回答順位別では昨年2位の2・5ヶ月+0円が13・7%でトップに。条例(1・9ヶ月+0円)に近い2・0ヶ月+0円は1位→3位(11・4%)に後退。
2位が3・0ヶ月+5万円の12・5%(同4位)であり、一律額が加算された月数が2年ぶりに3位以内に。7位には一律額が10万円という近年にない要求額が入っています。
民間大企業のボーナス増額報道などから民間中小企業・公務労働者においても一時金増額の期待が膨らんでいること、「アベノミクス」に伴う物価上昇に対応するための要求増が本アンケートにおいても伺える結果となりました。