「処分を受けると給与が支給されません」
~「やる気なくなる」「当局はやりすぎ」
(4月17日付)
大阪市役所では3月からの給与明細書に以下のような脅迫ともいえる文章を載せました。
「懲戒処分、人ごとではありません」「勤務時間中の喫煙やマイカー通勤などの行為により、毎月多くの職員が処分されています。もし停職1月の懲戒処分となれば、この給与明細分の給与が支給されません。(中略)生涯賃金への影響は数百万円になる場合があります!」
この給与明細書に対して橋下市長は「素晴らしいマネジメントです。意気込みを高く評価する」と絶賛します。
一方、各職場では、「やる気がなくなるなー」「当局はやり過ぎやとみんな言っている」「職員を『犯罪者』扱いしている」「どうせ、私ら職員は信用されていないんや」などの声が渦巻いています。
職場では、職員同士の監視、密告を助長させて、喫煙、マイカー通勤を厳しく取り締まり、懲戒処分件数が増加しています。
給与担当の幹部職員が市長におもねて、まじめに働く全ての職員を「犯罪者予備軍」のように扱うという悲しい大阪市役所内の珍事件です。職員を軍隊的統制で抑圧する橋下市長の思惑が浮かび上がります