堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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日本政府の最低賃金審議会委員偏向任命に対し疑問提示

全労連、ILOに申し立て

(3月19日付)

 全労連は2011年、中央及び都道府県の最低賃金審議会の委員任命において、全労連系組織が推薦する委員が排除されている点をILOに申し立てていました。

 この点についてILO条約勧告適用専門家委員会が取り上げ、日本政府に答弁を求めたところ、政府は「最低賃金法第23条並びに最低賃金審議会規則第3条の定められた手続きに則って労働者代表は任命されていると述べたのみ」であり、委員会が納得できない様子であることが、このほどまとめられた2013年ILO総会に向けた委員会報告書から明らかとなりました。

 委員会は、政府の説明に留意し、「審議会の代表を拡大させるために異なる労働組合連合から最低賃金審議会の労働者委員を任命することの可能性について検討したかどうか」と、政府に追加の情報提供を求めています。

大阪労連の取り組み

 大阪労連は、今回、大阪地方最低賃金審議会に6名の候補者を推薦することを確認し、2月19日の春闘勝利学習決起集会で候補者(大原真、三枝花世、竹口登美、松下末宏、島村一弘、嘉満智子の各氏)を発表しています。

 任命実現に向け、「大阪地方最低賃金審議会労働者委員に大阪労連推薦者の任命を求める署名」の取り組みを重視し、どんな人が立候補しているのかを知らせるため、ポスターも作成。2 月21 日には、最賃審議会委員の立候補出陣式の宣伝を、なんばビックカメラ前・労働局前の2ヶ所で行い、立候補にあたっての決意を訴え、訴えを聴いていた女性から、「がんばってください!」と激励される場面も。

 3 月27 日(水)には「最低賃金審議会委員の公正任命を求める」労働局交渉を行う予定にしています。