堺市が廃止されるって本当?
(2月28日付)
2月17日、西区内で開催された「つどい」に52名の市民らが参加しました。
主催した「大阪都構想から堺市を守る自由と自治・堺の会」の丹野事務局長から、開催趣旨とこの間の経過報告がありました。この中で、一昨年から4回のシンポジウムやフォーラムを開催。南区・北区に続き3区目の取り組みであり、政治的立場や思想信条の違いを超え、「政令市・堺を守り、都市内分権を発展させる」という一点ですすめてきた市民共同の運動をさらに広げることが求められていると強調されました。
「大阪都構想と堺市の未来を考える」DVD上映では、大阪市・堺市を分割・解体し大阪都をつくる「ねらい」を明らかにし、自治都市・堺の伝統を振り返るとともに、「奪われる権限と財源」をわかりやすく解説。都市と農村・歴史と文化の調和をめざす政令市・堺の発展を阻害する「都構想」の問題点を指摘されました。
続いて、「大阪市をよくする会」事務局次長の成瀬氏は、「市政改革の実態」と題して報告。「市政改革プラン」に反対する市民の運動を紹介し、学童保育で34万筆にのぼった署名運動、「二重行政が大阪経済の停滞を招いた」という主張への反論やクレオ大阪廃止や住吉市民病院廃止に反対する署名運動などが報告されました。また、2月市会で「地下鉄・市バス民営化」が正念場を迎える中での運動を紹介されました。
参加者からは「市民は情報が少なく、今日のような話をもっと知らせていくことが必要。堺はひとつで発展していくことの必要性を事実で知ってもらう事が大事」との意見がありました。