堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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保育の現場から防災を考える①

子どもの命を守る施策の充実を

東日本大震災から学ぶ~

(12月13日付)

命が大切にされる保育制度に

 大阪自治労連の保育闘争委員会は、「新システム」導入により公的保育が大きく崩される危険があるなかで、「どこに住んでいても命が大切にされるような保育が受けられるように、これからの私たちの運動が大きな役割を果たさなくてはならない」と確認し、大阪自治労連が昨年度から取り組んでいる防災まちづくり運動から、東日本大震災での保育現場での教訓を生かして、私たちの目の前にいる子どもの命を守るために、今私たちができることは何かを探ってきました。

 今回、12月2日に開催した「保育現場から防災を考える」学習会では、宮城県保育関係団体連絡会事務局次長で東日本大震災復興支援担当の小幡幸裕さんに来て頂き、東日本大震災の時、実際に小幡さんが現場で保育士として体験したことや、震災後に復興担当として、被災した各地をまわり、現地で聞き取りしたことや保育の実態などをリアルに語って頂きました。

現場での即時の決断と行動が命を救う

 小幡さんの職場である保育園は、内陸部であったために津波の心配はありませんでしたが、保育室の揺れのために、ピアノが5、6メートルも動き、天井の蛍光灯や窓ガラスが割れたそうです。

(つづく)