「大阪都構想」反対の民意
(12月5日付)
11月29日付の本紙でもお知らせしました、堺市職労も参加する「自由と自治・堺の会」が、12月1日、堺市役所前交差点周辺にて、「堺はひとつでええじゃないか」と題した街頭宣伝を行いました。
大阪都構想が実施されれば、堺市の財源と権限が吸い上げられるという問題点を指摘したリーフレットを約850枚配布しました。
また「堺はひとつ」市民アピールには、28人の方々に賛同していただきました。中には、わざわざ追いかけてきて、署名してくださる方もいました。
「大阪都構想にひとこと!」パフォーマンスでは、マイクリレーあり、ギターでの弾き語りありで、様々な方々が思いを語り、街頭を賑わせました。
「大阪都構想で堺市解体!?堺市民の本当の民意は」と題したシールアンケートでは、217人の堺市民と対話ができました。Q1「大阪都構想で堺市が無くなることについて」は、賛成18人、反対199人。Q2「大阪都構想で堺市の財源が吸い上げられることについて」は、賛成2人、反対87人という結果でした。
多くの方々が設問を読んだ時点で「そら、あかんわ!」とほぼ即決で反対にシールを貼っていました。また、去り際に「堺市民のために頑張ってや!」といった多数の声や、ある学生からは「俺、堺が好きやで!『堺っ子体操』踊れるし」という声があり、大いに励まされました。
賛成にシールを貼った方々との対話では、「とは言え、今のままでは堺市の経済が駄目になる」「堺東はどんどん店が潰れていき、中心地とは言えない。大阪都になって発展させてもらうしかない」などと語っておられました。
反対の多くが堺市を大事だと思い、また、賛成の多くが現状を憂い、真剣に堺市のことを考えています。ベクトルは同じ。「大阪都構想はよくわからないが、何とか現状を変えたいので、それに期待している」、こういった人たちに、大阪都構想ではない、現状を変えるための選択肢を提示することが必要ではないでしょうか。
自由と自治・堺の会は、昨年の9月から様々な形で市民フォーラムを開催し、議論を繰り返しながら模索を続けてきました。引き続き、堺市民の目線で、堺市を良くしたいといった協同を広げることが求められています。