堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

任期付短時間勤務職員任用交渉②

「再度の任用がベスト」「ええとこどりするな」

(12月5日付)

【保育士】

組合:現場では、4月時点で72人の不足を、任短と短期臨時職員の任用でまかなっている。体制をどうするのか。また短期臨時職員は3年任用できる制度を導入しているが、検証を行っているか。

当局:今後の待機児施策や民営化が流動的な中、保育士の配置を検討する必要がある。短期臨時職員については検証結果をお示ししたい。

組合:72人という数は、単純に考えても保育所4か所分の職員数。いつまで欠員状態を放置するのか。

社会福祉

(高齢世帯訪問回数増)

組合:当局は、これまでの年1・5回の訪問回数を2回以上にするというが可能なのか。職場では、4月1日現在、標準数に対して92名が不足。正規と任短が共に、高齢世帯の対応を行っている。サービス拡充(繁忙期における提供体制の充実)になっていない。

当局:正規職員は徐々に増員しているが、確かに人員不足。不十分だが努力したい。

組合:任短を60人雇うことが、条例で規定されている「公務をより能率的に運営すること」につながるのか。

当局:高齢者に特化し訪問回数を増やすことが能率的運営につながる。

組合:来年度標準数が今年度と同じ215人の場合、60人は約28%。それだけの方が4月から来られて、一から教えることが本当に能率的なのか。

当局:今おられる方すべてを再度、任用できることがベストだが、さまざまな事情から全員はできない。

組合:任短に対し、総務省通知をもとに昇給制度も設けない一方で、経験を活用したいというのは、あまりにもええとこどりすぎる。       (つづく)