40代「一時金は住宅ローンや教育費」
(11月8日付)
今年の秋季年末・一時金アンケートの結果について数回にわたって報告します。
Q. 年末一時金の使途は?△全体では例年ながら「生活費の補てん」69・7%が1位。2位「貯蓄」44・8%、3位「住宅ローンの返済」33・5%、4位「趣味・レジャー」32・6%、5位「教育費」23・1%が続きました。月例給のみでは生活費に届かず、一時金を頼りにしている傾向が見られます。
また、年代別で大きく使途が違うのも特徴です。20代以下では1位「貯蓄」82・9%、2位「趣味・レジャー」59・4%、4位「被服」15・4%等となっています。昨今ではパラサイトシングルが多く、幾分余裕が見られるものの、「お金を自由に使えるもの貯めれるのも今のうち」という意識の表れと思われます。
というのも40代では2位「住宅ローンの返済」44・1%、3位「教育費」39・5%が他の年代に比べて突出。20代以下で挙げた3項目は40代では回答率が半分以下であり、30代はその中間的で、20代から40代にかけて大きく傾向の変化が見られます。また、50代以上では40代で挙げた2項目は下がるものの、「耐久消費財の購入」や「家の修理」等が高率回答でした。
Q.年末一時金の必要額は?△全体で2・682ヶ月+39、096円と月数、一律額ともに近年で最低となりました。順位は①3ヶ月+5万円が15・2%、②3ヶ月+0円が14・7%、③2・5ヶ月+0円が14・6%、④2・5ヶ月+5万円が8・8%、⑤2・5ヶ月+3万円が4・4%と続きました。また、一律額0円が41・3%と高率。若年層を中心に一律額を支給されたことのない人の割合が高まったことが原因と考えられます。