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大阪市「思想調査」裁判~激励するつどいに188人

必ず勝利を手(グー)

(8月23日付)

 8月8日、大阪市の「思想調査」裁判をたたかう55名の原告団と連帯し、はげます集いが開催されました。

 大阪市「思想調査」裁判は、橋下大阪市長が、その政治的な思惑から、業務命令としてのアンケート調査という形で市職員を巻き込み、市職員に対して、回答者の名前を示させて、思想及び良心の自由を正面から侵害する質問を行ない、回答しない者に対する処分を告知して、回答を強制した、違憲・違法な調査であるとして、大阪市職員など55名が提訴しているものです。

 主催者を代表して前田仁美大自治労連執行委員長は「橋下、維新とのたたかいは、労働組合住民運動と併せて、裁判闘争も大きな意味を持つ。他の自治体でも他人事ではなく、55名の原告団に敬意を表するとともに、住民本位の自治体づくりに全力をあげたい」とあいさつをおこないました。

 原告団長のNさんは、「橋下市長になって大変な状況だが、『がんばれ』の声が励ましになっている。市民のために真面目に働き、時には家族との時間もさいて頑張ってきた。そこには憲法があって安心できると思ったが、全否定されたような思いがある。厳しい状況もあるが、みなさんの応援で勇気をもってたたかえる、必ず勝利したいと決意を述べました。

 井関和彦弁護団長は、「本来行政の長は憲法を守り実現しなければならないが、橋下氏はその逆をやっており行政の長としての資格はない。これは大阪にとどまらない重大な問題、全力をあげてたたかいたい」とあいさつ。

 原告の一人で保育士のSさんは「大学生の子どもがいて生活がかかっている。「処分」という言葉は重く悩んだ。夫には『適当に書いておいたら』といわれたが、納得できなかった。子どもから逆に『母さんの気持ちはどうなの?』と聞かれ自分の生き方を曲げたくないと思い調査を拒否し、原告にもなった」と述べました。

 この裁判は、9月末に第一回期日が予定されています。