堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第54回自治体学校in浜松感想①

 7月21~23日、静岡県浜松市にて、「第54回自治体学校」が開催され、全国から約1000人が参加しました。

 数回にわたり、堺市職労から参加された方々の感想を掲載します。

西区・Mさん

(7月31日付)

 今回の自治体学校のスローガンは「みんなでつくるホンモノの地方自治」である。

 冒頭、学校長の中嶋さんは「教えるとは希望を伝えること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」とフランスの詩人の言葉を引用された。毎年この時期、自分の専門分野に関わらず、3日間しっかりと学び、また自分たちの足場を確認し、教えるとまではいかないものの、「希望のかけらを発信していくこと」を課題としている。

 今回は、おそらく初めての試みであろう、グループワークによるワークショップをやるとの話を聞き、①討論のひろば「住民と自治体の絆を確かなものに」に参加した。

 全体像が見えなかったこともあり、参加者は39名と少数であったが、自治体職員や地方議員、その他の方々がきちんと3分の1ずつというおもしろい構成でスタートした。

 コーディネーターの傘木さん(まちづくり工房主宰)より、NPOやボランティア活動を題材にして、あらためて、「参加と協働」の基本的な考え方を整理してもらった上で、地元静岡県から、住民と自治体職員、労働組合役員OBが仕掛けた「野良猫を減らし、猫の殺処分ゼロをめざす運動」、「生涯学習交流館(公民館)を指定管理者ではなく、直営で」という2本の実践レポートの話を聞き、急遽ではあったが、「対話と提言」運動を推進する自治労連の立場で、生活保護実施職場全国実態アンケートや児童相談所全国調査の取り組みと、自治労連介護保障政策(骨子案)づくりなど、ここ3年の社会福祉部会の活動をお伝えし、住民と自治体職場、そこで働く公務員とのスムーズな関係づくりというテーマで、話題提供させていただいた。

 「民主主義は住民の自学自習である。公務員の役割は、現代の科学や技術を素人の手に持ってくる方法を工夫すること」との言葉通り、住民自治を高めるために自分たちに何ができるかを考える、よい機会になった。

 今後、テーマの設定などがスムーズにいけば、講義形式だけではなく、ワークショップ形式の演習も随所に採り入れるべきと感じた。

 最終日、壇上にあがった女性が、今年40回目の参加と発言された上、「ガンの告知を受け、余命1年」と話され、「でも来年も来ます」と力強く宣言された。

 次回は新潟、また1年、地方自治、住民自治が発展する方向での実践を積み、レポートを持って、参加しようと思った