堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

原水爆禁止2012年世界大会開幕

核兵器のない平和で公正な世界のために

(8月2日付)

 被爆から67年目の8月、原水爆禁止2012年世界大会が開催されます。2010年5月、世界189の国々は核兵器のない世界を作ることに合意。今年の世界大会は、その合意の実現を求めて、新たな飛躍をつくる場となります。堺市職労も代表を派遣します。

 広島と長崎への原爆投下から67年目のいま、戦後生まれの人びとの割合が75%を超え、当時の実情を知らない世代が圧倒的多数を占めています。被爆体験の風化もいわれています。 しかし、日本は世界でただひとつ、原爆の被害を体験した国です。核兵器のない世界へ歴史の扉が開かれようとしているいま、世界中に被爆の実相を伝え、「人類と核兵器は共存できない」ということをひろく訴えていく先頭に立たなければなりません。

放射能汚染を繰り返さないために 

 「核兵器原発との関係や放射線被害の実態について学び、放射線によって苦しむ人びとをこれ以上生みださないとの願いをひとつにしましょう。原発からの撤退と自然エネルギーへの転換を求め、国民的な共同と連帯を発展させましょう」と昨年の原水爆禁止世界大会で「長崎からのよびかけ」が行われました。福島第一原発事故から1年が経過し、原発事故の甚大さ、原発制御の困難さ、そして原発を推進してきた国と東電の責任の重大さが次々と明らかになっています。

 今日2日に開催される平和運動の代表が核兵器のない平和で公正な世界を実現するために、道筋や活動について話し合う国際会議「広島」をスタートに、4日~6日の世界大会・広島、8日~9日の世界大会・長崎へと続きます。5日には、19の分科会・フォーラムが開催され、シンポジウム「核兵器原発 私たちの未来―原発からの撤退、自然エネルギーを考える」には福島県浪江町馬場町長も特別報告をする予定になっています。

 今年の世界大会が、高まる原発問題での運動と共鳴、連帯しながら、大きく成功することが期待されます。

 世界を変えるのは、草の根の人びとの行動です。この草の根の運動が世界を動かしていることに確信を持ち、「核兵器のない平和で公正な世界」に向けて奮闘しましょう。