原水爆禁止2020年世界大会(オンライン)(7月8日付)
原水爆禁止世界大会実行委員会は、被爆75年にあたる今年の世界大会を「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界をー人類と地球の未来のために」をテーマに8月6日と9日を中心にオンラインで開催することを決定しました。
実行委員会は8月6日から9日までの4日間、大会に呼応し、核兵器廃絶を共通の目標とし「ヒバクシャ国際署名」を共通の行動として、地球を回る草の根の共同行動「平和の波」をおこなうことをよびかけています。
今も世界には1万4000発余の核兵器があり、人類の生存を脅かしています。核戦争を防ぐ確かな道は、核兵器を禁止し廃絶することです。2017年7月7日、国連は核兵器禁止条約を採択しました。この条約を発効させるために各国での批准が広がり、あと12か国で条約が発効します。私たちは被爆75年の今年の世界大会を、この運動をさらに地球規模で発展させる大会として成功させなければなりません。
大会はコロナ感染のなか、オンラインで行われます。これまで広島・長崎での大会に参加できなかった方たちを地球規模でつなぎ、新たな国際共同を広げる可能性を生み出すものです。この可能性を最大限に生かすことが求められています。しかし、大会に代表が直接参加する形をとれなくなり、財政的に大きな困難も生み出しています。
原水爆禁止日本協議会は署名運動、国際活動など全国で草の根の運動を繰り広げ、原水爆禁止運動を支えるかけがえのない力となってきました。コロナ危機で活動を絶やすわけにはいきません。
実行委員会は運動の発展のために緊急支援募金が訴えています。(視聴方法等詳細は後日掲載します)
名称【被爆75年】原水爆禁止2020世界大会(オンライン)
テーマ 被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を-人類と地球の未来のために
*3日間共通
形式 Zoomウェビナー方式1000人+YouTubeライブ配信
時間 10:00~12:30(開場9:45)
国際会議 8月2日(日)
開会セッション 主催者報告、被爆者の訴え、ゲストスピー カー発言、メッセージ紹介
第1セッション 大会討論パネル1(世界の平和運動代表)
第2セッション 大会討論パネル2(アジア・太平洋)
閉会セッション 質問に答えて 声明の発表、閉会の辞
世界大会―広島デー 8月6日(木)
主催者報告、被爆者代表の報告、「平和の波」開始宣言、ゲストスピーカー発言、メッセージ紹介
セッション1 核兵器のない世界への共同
セッション2 日本と世界、草の根の運動の交流
文化プログラム
主催者の声明(広島からのよびかけ)
世界大会―長崎デー 8月9日(日)
主催者報告、被爆者代表の報告、ゲストスピーカー発言
セッション1 核兵器のない世界への共同
セッション2 日本と世界、草の根の運動の交流
文化プログラム
「平和の波」終結宣言
主催者声明(各国政府への手紙ないし世界へのメッセージ)
「平和の波」行動
被爆75年の2020年8月6日から9日まで、核兵器廃絶を共通の目標とし、ヒバクシャ国際署名を共通の行動形態に、地球の自転に合わせて世界をまわる多彩で創意的な草の根の共同行動。広島に原爆が投下された8月6日8時15分の黙とうを起点、9日11時2分、長崎の原爆投下時間の黙とうを終結とする(終結報告は、長崎デー大会でおこなう)。