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原水爆禁止世界大会 広島 8月4日開会

核兵器のない平和で公正な世界のために

被爆70年を核兵器廃絶の転機に-

(8月6日付)

 NPT再検討会議から次のステップへ、広島・長崎の実相、被爆者の願いを人類の財産にと、今年は被爆70年を核兵器廃絶の転機にするため、8月4日~6日に広島で、7日~9日に長崎で、世界大会が開催されます。堺市職労からも2名が参加しています。

 今年は広島、長崎の原爆投下から70年の節目の年です。 先に米ニューヨークで開かれた2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議は、最終合意には至らなかったものの、核兵器の非人道性を告発し、核兵器禁止・廃絶を求める声は国連加盟国の8割にものぼり、核兵器禁止条約という「法の支配」の確立を求める声が広がりました。いま核兵器にしがみついているのはほんの一握りの国です。この70年間、核兵器は一度も戦争で使われず、憲法9条を守ってこれたのは「ヒロシマナガサキをくりかえしてはならない」との被爆者の声と行動です。

 原水爆禁止2015年世界大会は、被爆70年を核兵器のない世界への転機とするために、広島・長崎の原爆被害の実相を世界に伝えます。

国際政治の最前線で頑張る政府や国際機関の代表、世界の反核平和運動被爆者の代表がともに核兵器全面禁止への道を考えます。

 また、「戦争するな」「憲法9条守れ」「原発なくせ」など核兵器のない平和で公正で持続可能な世界を実現するための声と行動を総結集するため、国際会議、広島大会、長崎大会が開催されます。

 広島大会開会総会は県立総合体育館グリーンアリーナで3300人が参加して開催されました。

全労連小田川義和議長が開会宣言。冨田宏治・国際宣言起草委員長(関西学院大学教授)が主催者あいさつしました。俳優の宝田明さん、日本被団協代表委員の坪井直さんが来賓あいさつし、「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表の森瀧春子さん、阪口伸六・高石市長があいさつ。松井一実広島市長のメッセージが紹介されました。

 政府代表のインドネシア国連代表部ムハンマド・アンショル常駐副代表は、「みなさんが核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて行動したことは心強い励ましでした。この体育館で感じる熱気のなかに、草の根運動のあるべきお手本があります」と述べました。海外代表は、大会を通じて20カ国・147人が参加予定です。

 開会総会のフィナーレでは、4日に平和記念公園に到着した国民平和大行進通し行進者の山口逸郎さん、松永洋子さん、竹田昭彦さん、西田重好さん、「国際青年リレー行動」をしたメアリーポベオさん、ボルティモア・フェニスさんらが登壇。ポペオさんが「アメリカでも若い世代がみなさんと同じ気持ちで、核兵器廃絶に向けてたたかっています」と話すと参加者は大きな拍手で応えました。

 国際会議は同日(4日)午後、「核兵器廃絶をめざす世界の流れを促進し、支える根本の力は諸国民の世論と運動である」などとする国際宣言を採択し、3日間の日程を終えました。