堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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夏季闘争の成果に確信を持ち 要求実現の推進力となる 組織をめざす運動を

第8回拡大中央委員会を開催(6月8日付け)

 5日(火)、第8回拡大中央委員会を開催し、2012年夏季闘争中間総括(案)について、全員一致で決定、第8次組織・財政強化方針(案)について、定期大会まで職場で議論をすすめていくことを確認しました。

 執行委員長はあいさつで、「中間総括を行い、今後の職場活動に繋げていく。特に夏季休暇が4年ぶりに5日間となった。僅か1日だが、当局が規程通り3日を実施したいとしていたものを押し返した貴重な到達点。職場からの声をくみ上げて、当局に伝えてきた結果だ」と述べました。

【夏季闘争中間総括(案)の提案】

 夏季闘争中間総括(案)について、書記長は、「①国や大阪で、公務員を攻撃し、国民・市民に犠牲を強いる構造改革路線が進められている状況。②組織内では、人員体制の整備など、粘り強く積み重ねてきた到達点に立って、職場実態に見合った具体の改善が求められる中での交渉だったが、労働組合として、皆で粘り強い取組みを進めてきたからこそ、『夏季休暇5日』や『非常勤職員の育児休務、国と同等に改善』を勝ち取れた」と強調しました。

 今後の闘いとして、「堺市職員及び組織の活性化に関する条例(案)」などの協議の申し入れについて報告し、問題点を指摘しました。

【第8次組織・財政強化方針(案)の提案】

 職場活動の活性化と組合員が身近で主人公となる組織再編をすすめ、団結できるより大きな組織をつくるための組織・財政強化方針(案)を定期大会まで職場討議することを副執行委員長が提案。

労働組合の役割を発揮し、要求の前進を!】

 質疑・討論では、

▼「①夏季休暇が1日でも前進したことで、職場報告でも拍手が多い。今後も職場に依拠して運動を進めたい。②組合事務所費や組織率の低下などにより、組合財政が厳しくなっている。組合の組織拡大を進めていくことが重要だが、上部団体会費の負担も相当ある。軽減に向けて折衝を行ってほしい」。

▼「非常勤職員の育児休務実施という前進をつくりだした粘り強い運動に感謝する。人工透析による通院特別休暇も25年度からの実施を求めたい。正職も非常勤も命の重さは同じ」。

▼「①この間、組合員の産休・育休が相次ぐ中、育児休務がどうなるのかと思ってきた。私たちはこれまで、『働き続けたい』という願いを実現させるため、雇用期限を撤廃させるなど改善してきた。今回の育児休務改善で、若い人の働く条件が広がった。組合で闘って広げてきたのだと宣伝し組織を大きくしたい。②職員基本条例によって職場がギスギスするのではと危惧する」

▼「①要求前進のためには、非正規職員や青年職員の勤務労働条件の改善など、労働者全体の労働条件の引上げが不可欠だ。それが組織拡大にも繋がる。公務員が身を切るというが、大企業、資産家に身を切ってもらう必要がある。そういう国民世論を広げ、政治状況を変えていく必要がある。②条例案は、これまで労使で協議してきた賃金労働条件について合意なしに議会上程するもので許せるものでない。労組として、しっかり対応をしたい」。