堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第24回大阪自治労連大会が開催

大震災の教訓から自治体のあり方を問い直し、地域・住民と「きずな」を深めよう

 9月9・10日、シティプラザ大阪(大阪市中央区)において、第24回大阪自治労連大会が開催されました。堺市職労からも代議員が出席しました。

 冒頭、大阪自治労連委員長から「東日本大震災・大津波福島原発事故から半年が経過したが、今なお復興の目途も立たない。政府の力があてにできない状態であるが、全国から多くの方が被災地ボランティアに参加し、『脱原発』集会が各地で開かれている。社会連帯の大事さを体感したり、自治体・国が何をすべきかを真剣に考えた方々が身近にいる。この間、構造改革自治体リストラで自治体の役割や公共性が失われてきたが、地域のための復興を行うために、住民との理解と共感が広がる、『きずな』が深まる取り組みに奮闘したい」と挨拶。また大会中、10月に行われる東大阪市長選挙の長尾淳三予定候補や11月に行われる大阪市長選挙のわたし考一予定候補等から挨拶がありました。

【新年度の運動方針】

東日本大震災の教訓から政治のあり方と人間らしい生き方を問い直し、憲法がいきる地域と自治体をつくろう」をスローガンに、東日本大震災原発事故・台風12号被災地の復興、防災・福祉のまちづくり運動、自治構造改革の阻止、労働基本権の回復、東大阪市長・大阪市長大阪府知事と続く首長選挙、全ての公務・公共労働者との対話を軸とする組織拡大などが提案されました。

【さまざまな活動が報告される】

◎「維新の会」市長の吹田、「職員給与2割カット公約」市長の泉佐野、高石、岸和田での職員の生活、労使慣行や信頼関係を破壊する賃金削減攻撃とのたたかいや、

◎堺の、橋下大阪府知事が提唱する「大阪都構想」問題に対しての学習会・市民アンケート・シンポジウムなどの取り組み、

◎困難な中でも粘り強い交渉で職員増を勝ち取った守口・府病院労組のたたかい、

◎青年職員の活躍で組織強化を行っている門真・高槻・交野の取り組みが語られました。そのほか、

◎一昨年誕生したばかりの熊取学保労の仕事の悩みの交流、

◎吹田水労の公契約条例運動、

◎医療部会の泉州地域医療、とりわけ3次救急を守るための運動、

◎「維新の会」が狙う首切り勝手の「職員基本条例案」を撤回させる運動強化などについて発言がありました。

【案件採決・今期役員】

 大会は全ての案件が圧倒的多数の賛成によって確認され、今後1年間の運動方針が決定されました。