堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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自治労連ボランティア

自治労連ボランティア 陸前高田市の復興支援に参加して

 組合の組織力により、陸前高田市の支援活動に参加させていただきました。

 新幹線を乗り継ぎ一関市に到着し、バスで自治労連支援センターがある下矢作(しもやはぎ)に向かう道中には、どういうわけか自○党と民○党の政党看板がやけに目立ち、何のために建てているのか理解できず、腹立ちさえ覚えました。

 支援センターは、海岸より4㎞くらい離れているそうですが、田んぼや畑は津波の影響を受け、家財道具などが流れ着き、がれき撤去に時間がかかったようです。田んぼは5回水を入れ替え(国の補償回数)、田植えなどをしたそうですが、「塩害の影響で収穫できるかどうか心配」と地元の人が言っていました。

 現地での作業は、広報の印刷・配布(市からの依頼を受け、自治労連が請け負っている)、ボランティアセンターでの交通整理や資材搬出、被災者宅の荷物運び出しや泥出し、道路や田んぼのがれき撤去など多種多様です。作業終了後は風呂に入り、夕食時には、新しく参加する仲間と任務を終えた仲間の紹介もあり、その後は、明日への活力アップのための交流会が始まります。

 陸前高田市の状況は、いたるところに車両やがれきの山があり、津波被害を受けた家屋では、流されてきた家財道具や土砂などが家屋内外に散乱して、運び出しと整理するだけでもどのくらいの期間が必要なのか想像もつかないような状態でした。また、震災が発生して3カ月が経過しているのに、警察による遺体確認作業も行われていました。現場のすさまじさは写真や言葉では説明がうまくできません。とにかく現場へ行って「自分の眼で確かめてください」としか言いようがありません。

 とにかく明るくて前向きな現地の人たちとふれあうことができ、何よりも、一人ではなかなかできないことでも仲間がいればできることを実感できた、充実した9日間でした。