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不当な職員給与カット可決 実施中カットに上積み 泉佐野市

市長は二重の不当労働行為、 「職場に依拠し市民と共同してたたかう」泉佐野市職労

【不当な職員給与カット可決 実施中カットに上積み】

 泉佐野市の千代松市長は6月27日、総務産業委員会で、一般職員の給料を20%削減する条例改正について、削減率を13~8%に引き下げる修正案を提案し、28日の本会議で、賛成多数で可決されました。

 修正案は、7月から来年3月まで、職員給料を部長級13%、課長級11%、係長級以下8%をそれぞれ削減するというもの。2010年から実施している職員の給料カットに8%ずつ上積みすることになります。

 しかし、千代松泉佐野市長は今回の削減を「暫定的な措置」とし、8月に財政再建に向けた新たな収支見通しを出し、「必要であれば、更なる削減を検討する」と述べています。

【市民とともに運動を構築する】

 これに対し、泉佐野市職員労働組合は、「今回の決定は、わずか1回の交渉をもって20%カットを根拠や財政の収支見通しも示さず、労使合意のないものを一方的に議会上程する不当労働行為を働きながら、市議会でも同様のことを指摘されると、20%は困難と判断し、再び労使協議すらない訂正議案を提案するという二重の不当労働行為である」厳しく抗議。「今回の許せない行為が職場の士気を落とし、職員の生活を破壊するものである以上、引き続き職場に依拠し、たたかう」「そのためには市民と共同したたたかいが必要であり、給料カットが市民や地域に具体にもたらす影響などを大いに議論し、市民に打って出る運動を構築する」と決意を新たに示しています。

 わたしたちも泉佐野市職労に連帯し引き続きたたかっていきます。