千代松市長による不当労働行為撤回を求める決起集会
~みんなで明るい働きやすい職場を取り戻そう~
(6月27日付)
6月24日、泉佐野市の千代松市長による不当労働行為の撤回を求めて、大阪府労働委員会に申立てをしている泉佐野市職労を支援する集会が、泉佐野市内で行われました。集会には、堺市職労からの7人を含む180人が参加しました。
千代松市長の姿勢を非難
主催者あいさつ、3氏による連帯あいさつの後に泉佐野市職労弁護団の一人、堺法律事務所の大江洋一弁護士から講演がありました。
大阪府労働委員会に救済を申立てている具体的な内容の、①労働条件にかかわる事項については、議会提出前に団体交渉を尽くすこと、②組合事務所は従前通り無償で貸与、③組合事務所問題について管理運営事項を盾に団体交渉を拒否してはならない、④団体交渉拒否などに対して謝罪文の交付、の4点を紹介し「管理運営事項だとしても労働組合の存立に関わるようなことは団体交渉を拒否してならないことは、戦後間もなくから労働省が指導している」と団体交渉拒否を続ける千代松市長の姿勢を批判しました。
府労委、異例の行政批判
泉佐野市職労は千代松市長就任以降、給与20%カット提案などに対して、管理職を含む全職員数の7割を超える514名の公平委員会への措置要求、その後、大阪府労働委員会に対して交渉あっせん申請を行ってきました。公平委員会、府労働委員会それぞれで、異例ともいえる市側を非難、否定する裁定がされました。しかし市長はその裁定に従うどころか、逆に労働組合を軽視するかのような申入れや勤務労働条件の引下げを行ってきています。
みんなで支援を!
大江弁護士は、誰の意見も取り入れない横暴を続ける市長を「『判断は俺がする』とはヒットラーの組織論」と非難。「弱いものいじめ型や強盗型の人間は、自力で立ち向かってくる人間に対しては、攻撃をためらう」とイギリスのリデルハートの言葉を紹介し「民主主義は磨かなければ錆びてしまう。徹底的にたたかいぬいてほしい」と参加者に呼びかけました。
千代松市政は先の夏季闘争でも、夏季休暇を8日から5日へ引き下げることなどを、説明も協議もないままに当局が団体交渉を退席し、強行通知を簡易書留で送付するという蛮行を行いました。