堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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住みよい堺市をつくる会・新春学習交流会 杉並区・内田聖子さんの講演に「元気出た!」

2月7日付

4日、住みよい堺市つくる会・2024新春学習交流会「市民の運動に学び語り合うつどい」が開催され、150名を超える人々が参加しました。
 講演は、アジア太平洋資料センターPARC共同代表の内田聖子さん。
 内田さんは、幅広い市民の運動で岸本聡子さんが画期的な勝利をおさめた22年6月の杉並区長選挙で選対本部長を務め、現在も区政を支える立場で奮闘されています。
 「公共の再生と地域主権をめざして~杉並区での実践~」と題した講演では「経済のグローバル化新自由主義の推進で、日本でも規制改革・規制緩和がすすめられてきたが、貧困と格差が拡大し、気候危機に見舞われている。また民主主義もむしばみ、一部の人々に都合のいい政策をすすめてきた」と世界的な新自由主義の悪循環にふれたうえで、杉並区政について「過去20年間、住民の方を向かない区政が続いたが、選挙で私たちは負け続けてきた。その間に、職員削減、非正規化、公共サービス民間化がすすめられてきた」「選挙では、ボランティアの熱量が大きく、女性が積極的に支援した。草の根民主主義の力で投票率は5・5%増加した」と振り返りました。
 岸本区政1年の成果と課題として、参加型予算モデル実施、気候区民会議、区民との対話集会、高齢者の補聴器購入費助成、重度障害者就労支援事業、子ども食堂への支援、小中学校の給食費無償化、性の多様性条例の施行、区役所内ハラスメントゼロ宣言などが前進する一方、さまざまな抵抗で進まない施策もある、と紹介されました。
 後半には、参加者全員でグループトークを行い「市民が主体となった地域・市政をつくるには?」などについて語りあいました。