堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

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第65回自治体学校へ参加してin岡山 堺区子育て支援課Yさん

8月30日付

 

 7月22日~24日に岡山県で開催された第65回自治体学校に参加しました。

 

 1日目は、奈良女子大学教授の中山徹氏の「地方自治と地域この1年から考える」と、東京都杉並区長の岸本聡子氏の「地域の主権を大切に、ミュニシパリズムの広がり」という記念講演から始まり、その後、「奈義町子育て支援の到達点と課題」(森藤政憲・岡山県奈義町議会副議長)、「非正規労働者の挑戦~会計年度任用職員制度の矛盾と公共サービスの未来」(小川裕子・自治労連非正規公共評議会議長)、「マイナンバーカードの有無で保育・教育に差別的政策を許さない備前市のたたかい」(中西裕康・岡山県備前市議会議員)の取組報告がありました。

 

 2日目は10の分科会と2つの講座があり、私は「正規職員の長時間労働と非正規職員の不安定化」の分科会に参加しました。


 元明治大学名誉教授の黒田兼一氏の講演の後、自治労連中央執行委員のS氏と、自治労連埼玉県本部非正規雇用公務公共関係労働組合協議会議長のN氏、岡山市職員労働組合のM氏による報告があり、その後、会場の参加者からの意見や活動報告の発言がありました。


 3日目は、龍谷大学教授の本田滝夫氏の「暮らしから考える自治体行政のデジタル化」と岡山県真庭市長の太田昇氏の特別講演の後、自治体学校実行委員長の閉会挨拶で自治体学校は終了しました。

 

 3日間で一番印象に残ったのが、東京都杉並区長の岸本氏の記念講演でした。岸本氏が長年暮らした欧州で「ミュニシパリズム」という、選挙による間接民主主義に限定せず、地域に根付いた自治的な民主主義による合意を目指し、ボトムアップで地域から国政を変えようという運動があり、そういう運動を東京都杉並区で繰り広げる中で、今年の統一地方選挙で、杉並区議会議員の女性議員の人数が、男性議員の人数を一人上回ったということでした。(堺市は男性議員41名、女性議員7名)


 若い女性を巻き込んだ住民運動が、区議会に新しい風を吹き込んだという報告でした。