1月4日付
組合員のみなさんには、昨年も変わらぬご協力をいただき、ありがとうございます。みなさんにとってどんな一年だったでしょう。
私たちの暮らしを直撃したのは、物価高騰ではないでしょうか。
10月の消費者物価指数は、約31年ぶりの上昇です。光熱費はもとより、普段の買い
物のたびに、値上がりを実感されていることと思います。
秋季年末闘争・要求アンケートの結果にも、物価高の生活への影響ついて、「非常にある61％」「ややある34％」と如実に表れていました。こうした実態をもとに、物価高に見合う賃上げを前面にかかげて交渉に臨みました。
結果は、「初任給・30歳前後を中心とした、国を上回る賃上げ」「それに伴う会計年度任用職員の賃上げ」「全職員の一時金の引上げ」が回答されました。賃金だけでなく、「一般事務の育休正規代替の拡充」、さらに、「小学校３年生以下の保育所送迎等の無給職免の取得要件緩和」などが回答されました。
交渉後、「物価高に見合う賃上げという本来の要求からみれば不十分」というお声と同時に、「会計年度任用職員の期末手当引上げは、制度を乗り越えた。組合があったからこそ」という評価もいただいています。
課題の把握とともに、労働組合のもつパワーを、自覚したいと思います。今回、届かなかった要求を前に進めるために、労働組合を大きくし、民間労働者や住民との共同を拡げられるよう、みんなで考え、実践する一年にしましょう。
今年は、堺市長選挙が実施されます。市政がどういう方向にすすむのかは、私たちの働きがいとつながっています。職場に渦巻く声をくみ上げ、今後の取組に反映してい
きます。
サッカーワールドカップでは、日本代表が、世界の強豪にひるまず、諦めず、仲間を信じてたたかいぬく姿に心を打たれた方が少なくないと思います。
私たちも、同じように心を奮わせるたたかいに挑戦したいと思います。本年も組合活動へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
２０２３年１月
堺市職員労働組合
