堺市職労(堺市職員労働組合)ブログ

堺市職労(堺市職員労働組合)ブログです。

風しんの感染拡大へ国が追加的対策

39~56 歳男性に抗体検査・ワクチン接種(2月27日付)

 厚生労働省は、流行する風しん(三日はしか)の感染拡大を防ぐため、十分な抗体のない39~56歳(S37年4月2日~54年4月1日までに生まれた)の男性を対象に、3年間、無料で抗体検査とワクチン接種を行います。今春、まず39~46歳の男性に住民票のある自治体から受診券が届きます。指定医療機関等での抗体検査の結果、十分な抗体がない場合、定期接種としてワクチン接種を行います。

 風しんは妊娠初期の女性がかかると、赤ちゃんに難聴や白内障、心臓疾患などの障害が出る恐れがある感染症。39歳以上の男性は一度も定期接種を受けていないため、抗体を持つ人が他の世代や女性より少なく、最近の患者の3分の2は30~50代。本人が気づかないまま感染を広げてしまう危険性が指摘されています。

 厚労省は、職場の健康診断での抗体検査の実施や医療機関で夜間・休日対応などに努めるよう都道府県等に通知を行っています。

 堺市職労は、職員間の感染拡大や職員から市民への感染防止に積極的に取り組むため、抗体検査やワクチン接種にかかる期間を有給職免や特別休暇とすることや国の対策の対象外の職員についても、健康診断時に抗体検査を行うことなどを、春闘要求に盛り込むことを検討しています。